「助手席どうぞ。多分そっちのが広いと思うんで」
「おー」

運転席に座って、助手席に置いてあったCDなんかを後ろに置いた。

「中シンプルなんだねぇ」
「まあ父の車ですからね」
「そんなことより良いの?俺彼女席座っちゃったっ」
「あー。家族以外の人乗せるの初めてなんで、緊張しててそれどころじゃないです」

免許取ってから1ヶ月弱しか経っていないのに、他人を乗せていいのか。
でもこの夏に大分乗りならしたから大丈夫だとは思うけど、事故ったら洒落にならない。

「事故らないでね」
「努力はしますよ…!」






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -