「ありがとうございます」
「日影にいるだけでも違うからね」
「あの三人は人をからかって楽しいんですかね?」
「(からかわれてるのは気付いてるんだ……)そう言う人達だから」
「あはは、世良さんが一番接しやすいです私からしたら」
「あー世良さんフレンドリーな人だからね」
「そうなんですかー。………」
会話を広げる事が出来ずに黙っていると椿さんも沈黙した。
確かに椿さん賑やかに話が出来る人では無さそうだな、って失礼ぶっこきましたすみません。
「…………(何喋ろう)」
「………」
「……(サッカーの話?っつっても切り出し方が解らないからなぁ)」
「…」
「じゃあここで練習見てなよ、俺はもう行くね」
「わかりました。練習頑張ってください!」
「(うわ、カワイイ…)」
そして練習を見ていろと言われてもサッカーにはあまり興味が無かったりしますすみません。
あとやっぱり練習だけあって華やかでは無いのでつまんないとか思ってますすみません。
陽射しが地面をジリジリ焼いていくのを日影から見ている、と何日か前の風景を思い出した。
うちの学校の野球部が好きだったのに。
何で今私はサッカーなんか見てるんだろ。
あ…やばい。
眠たく、なっ、て、きた。