「なまえちゃん!こいつ赤崎!こいつ椿!21と20!」

世良さんに捕まっていきなり知らない人を紹介された。
どんな反応を返して良いか困っていると、世良さんがニコッと笑った。
う、笑顔が眩しい…。

じゃなくて。

「世良さん、この子困ってるじゃないスか」
「こんにちは」
「…えっと、はじめまして」

とりあえず常識として挨拶をしといた。

「はい、あとは若いもん同士で喋ってなさい」
「え、世良さん!?世良さんも若いですって!」
「ううん、俺もう年!」
「(そういう問題か……?)」

そういって世良さんは去っていった。
ええええぇぇえええ!!
何がしたかったの彼は。

ここにいる三人みんなぽかーんとしてる。誰がこの空気を壊すのだろうか。

とても気まずいんですが。

「……なまえちゃん?」
「はい」
「ごめんねあの馬鹿が」
「いいえ…」
「なまえちゃん、練習見てく?」

え。





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