「ビーテル劇場のホラー演劇「カボチャと魔女」は本日公演〜♪」


そして三日目。
本当にもう既視感ありまくりで頭が痛くなってきた。

ようやく本日で全てケリが着く。

これから起きる出来事を知っているだけに重荷になってしょうがない。
使えないと言われることを覚悟しておきなさいとは言ったが精神的ダメージは和らげようが無いから難しい。
ミランダのようなマイナス思考の持ち主は尚更だ。

三日間で五件クビとか正直初体験だ。
1日も満足に出来なくて、働くというより手伝いといった感じだった。
的確な表現をさがしてみたら職業体験といった所か。


「お金盗まれないようにして。くれぐれも」


これから起こるであろうフラグを折って何事も無く過ごしたいのだけどどうしたら良いだろうか。

今アレンがミランダと客引きのバイトをしているが、アレンの方の芸がすごい。
ジャグリングと玉乗りを同時にこなしてる。
自分にはとても出来そうに無い。

そのお陰か社長さんからは正社員にしようかと声をかけられていた。
リナリーは上から周りを見回っている。
アクマがいないかどうかの確認だ。
そしてあたしは客の一人に紛れていた。
しょぼい仕事を割り当てられたが、きちんとサクラのフリをしたりしていた。


「みーつけたっ!」


していた。んだけどなあ……。
イノセンスを発動する暇もなく連れ去られた。
そのあとひったくりがあったという情報を耳から入れて、眠りに落ちた。

あれだけ釘をさしておいたのに、結局は盗られた?笑わせないでよ。




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