あかいりんごとあまいはちみつ
□ 2011/12/08 19:40 なにかのパロ
身体と精神が等しくない赤がふたつありました。紅は朱より知識があり、朱は紅より力がありました。ふたつは、いつも溶け合ってひとつでした。
「なぁ」
「なんだ」
「これなんなの…あ、それ…ぁ たのしい?」
「ん、っ 新しく、知った、から…ひっ、おま、いたいっ」
「いたい?それは…」
「ゆび離せ!」
「はい」
紅が拾ってきた知識とば愛撫゙だった。無差別に知識を拾っては、試してみる、子供にとっては楽しい遊びだ。それは子供には早過ぎる知識だったが、ふたつはそれを知らない。
必ず必要でないものはすべて紅が受けてきたので、朱は知識に欠け、身体に合わせて力だけを持ったのである。逆に紅は力は必要とせず、朱の代わりに知識を取り込んだ。これでひとつ。
「空が明るい」
「そら?」
「そう、空。あの上に見えるのが、青いのが、空。」
「へぇ」
「朝がきた」
「あさがきた、そら、ほし」
「星はない」
「なんで」
「朝だから」
「だれがほしをなくす?」
「そら」
゙違うよ゙
「あ、よろしくローれライ」
「何故だ」
゙朝は星が明るくて見えないだけでなくなってないんだ゙
「??」
「星は青くないぞ 何故見えない」
「ほしってあおいの?」
゙はは、ルークには難しいかな゙
「むずかしいかな?なに?」
「結局どうなんだ」
゙星は空よりも上にあるから下にある空のほうが見えるんだ。星は青くはない゙
「わからない、?」
「へぇ。また知識が増えた」
「よかったねアッシュ」
「よかった」
ふたつの赤と同じ存在がありました。それは、人類(ひと)から神と呼ばれていました。その存在は、ふたつにわかれずにひとつで、長い時を生きていました。すべてを見てきたのです。
ある日、突然同じ存在の紅ができ、そして朱ができ、そちらも同じ存在でした。ふたつの赤をその存在はとても可愛がりました。まるで親のように。誰にも接されないふたつに言葉と知識と欲を教えました。そして、今もこうしてふたつと会話を交わし、ふたつを慈しみました。
飽きた
□ 2011/12/06 20:29 赤毛
「アッシュ」
「なんだ」
「ちゅうしようぜ」
「またそのネタか」
ちゅっ。かわいらしいリップ音がなった。許可してもいないのに。
「しつこいと犯すぞ」
「そんなことできないくらいに、んっ、キス倒ししてやるし」
「ふざけるな」
カサカサの唇を舐められてまた唇を押し付けられる。話の途中だから舌は入れてこない。
「もう舌入れていー?」
「駄目だ」
「えー」
「カサカサ気持ち悪ィ」
「じゃあリップぬるから」
「なんであるんだ」
「貰った。ガイに」
「なんで」
「カサカサが気になるって」
「…………くくっ」
「あは、二人揃って同じこと言うんだ」
淡い夕暮れに響くふたつの笑い声。それはやがて同化し、溶けてなくなった。
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