確固たる信念を持つ貴方だから



例え俺が嘘をついたとしても
それに、貴方は気付いても笑うだろう

全てを受け入れて、その上で貴方は連れ出してくれた


あっという間に、俺の世界は色づいた

最初は青色


赤色


紫に緑

水色と、桃色


芽吹く若葉と散る桜の中を駆け抜けた春

勝利を手に笑いあった夏

景色の移り変わりを感じた秋

かじかむ手を絡めて温もりを教えてくれた冬


俺の感じる全ての時間に貴方がいた
いつも隣で笑って、泣いて、競い合った


見える景色が段々と貴方と一緒になったって

そう、思ったのに…






世界が反転して、

青色は、

溢れた涙と一緒に零れて



落ちた





(どうして俺も一緒に連れて行ってくれなかったんスか…)
(貴方となら、俺は…)

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