安田とサボる

「うーわー良い天気ー」
「うおお、すーげぇ晴れてんな」
「皆こんな日によく授業なんて受けてられるねー」
「全くだ」
「はー、風が気持ち良い」
「お、」
「何?」
「パンツ見えた」
「死ね」
「だっ!痛ぇな!」
「安田君は本当に馬鹿ですねー」
「やめろその喋り方」
「いやーしかしまじで良い天気じゃんか。どっか行きたい」
「どこ行きたいんだよ」
「あー、んー、なんか映画とか」
「屋内じゃねーか」
「じゃあ海」
「海かー…海良いなあ」
「安田とは行かないけどね」
「なんでだよ!!ふざけんなよ!!」
「キレんなよ」
「俺と行かないなら誰とが良いんだよ!」
「いや別にそういう話じゃなくてただ海行きたいだけなんだけど」
「…まさか藤か?!」
「聞けよバカ。ていうか藤は嫌だなぁ」
「え、嫌なの?」
「だってあいつイケメンじゃん。隣にいたくない」
「お前…結構酷いね」
「いやぁ」
「褒めてないからね、そんな照れてるけど褒めてないからね」
「安田はさー」
「なんだよ」
「誰か一緒に海行く子とかいないの?その…彼女…とか?」
「彼女と海行くのは無いだろうけどみたいに聞くのやめろ」
「あははバレた」
「俺彼女いないし」
「知ってる」
「なあお前喧嘩売ってる?」
「私と行こうよ」
「まじで?!」
「うっそー」
「喧嘩売ってるよな?そうだよな?」
「てのもうっそー」
「まじで?!」
「いや嘘ですけど」
「ちくしょう!!…あ、」
「何?」
「パンツ見えた」
「死ね」

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