今日も彼女の近くで誰か、彼女に付きまとう男が一人消えた。持て余してるからといって殺人にお金を使うのはさすがにどうかな、って思ったんだけど。それでも、彼女が好きだから。許せなくて。だいたい、俺は有名人だから近づいたって迷惑かけてしまう、し。ならば、こうしてでも彼女を愛した痕跡が欲しかった。ただただ彼女を愛するだけでは哀しすぎた。理由は、わからないけど。勿論できることなら普通に愛したい。なのに、なのに。なのに? でも、こうするしかない。こうするしかないんだ。愛してるから。涙は、知らない。彼女は泣いてるかな。でもこれが俺の愛で。俺にできることだから。

ああ、また。







僕のサイノウ
(題by wowaka)





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