15.全力修行
 ハヤトさんの家に泊まって3日後、ハヤトさんはリーグの会議へ行くから今日は修理と掃除は休み。

「会議の場所はセキエイ高原なんですね。」

「リーグの集会場がそこにあって、カントージョウトのメンバーが集まりやすいからな。何時に帰れるかわからないが、終わり次第連絡するよ。練習場自由に使ってくれていいのと何かあったら連絡してくれ。」

「わかりました!いってらっしゃいです。」

ハヤトさんは頷いてピジョットに乗ってセキエイ高原へ向かった。ピジョットに乗って空を飛ぶ姿はとても華麗だった。

「リーグかー…早く行きたいな!!シャワーズ、久しぶりにみんなで修行しよ!」

『キュル!』

練習場に向かって手持ちの3匹を出した。皆やる気満々で少し騒いでいた。

「マグマラシとライボルトはあの時以来やってなかったね…。シャワーズは中途半端な見学で終わったし、正直私も不完全燃焼のまんまだったよ。ジム戦でほぼ全力をぶつけたから消化不良ならなくてよかったけど……。」

しばらく3匹を見つめてある事を思いついた。

「そうだ。今、誰もいないし全力で能力使っても大丈夫だよね?なら私も参戦しよっと!飛行以外鍛えないといざとなった時に使い物にならなかったらイヤだし。」

あの時のように後ろに油断して拘束されるのはもうごめんだと思いつつ、深呼吸をして心を落ち着かせてから力を解放した。

「…よぉし、全力でやろう!!私は3匹の戦ってる時に横から攻撃してたり、避けた技をひかりのかべとリフレクターを出して反射と打ち消しをするよ。」

3匹は頷いて戦闘体勢に入った。

「さぁて…!久しぶりにひと暴れしようか!!」

私はまず10万ボルトをマグマラシに向けて放つとマグマラシは避けて私にひのこを吐き出した。避けた10万ボルトの方角にひかりのかべを作って跳ね返し、ひのこはサイコキネシスで受け流した。

『ワゥーッ』

跳ね返した10万ボルトはひらいしん持ちのライボルトに吸い寄せられて気持ちよさそうだった。
シャワーズは広範囲にあわを出してライボルトとマグマラシに当てようとした。マグアラシはあわに対抗してえんまくを放った。
あわとえんまくが混ざって視界が悪く、当たれば地味に痛い状況になった。

「視界が悪いのを機に姿を隠しちゃおうかな!」

私は全力で能力発動している間だけ光の反射を使って姿を隠す事が出来る。薄暗い場所じゃ上手く使えないけど隠れんぼでは優位に立てた。私は姿を消していろんな場所にひかりのかべを作った。
左腕の怪我があるから本調子ではなかったけど3匹と戦うには充分な力は出せるから思う存分楽しんだ。
_35/74
しおりを挟む
PREV LIST NEXT
: 表紙 : TOP :
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -