水の都の巫女 | ナノ


41

 ゴースとゴースト相手にイーブイは先制攻撃であっという間に倒していって、かみつく、シャドーボール覚えていたイーブイは本当に心強かった。
しかし2匹目のゴーストにのろいをかけられ体力をかなり削られてしまった。

「交代する?」

のろいの効果が残っているのは気がかりだったがイーブイは問題ない、任せろ!とふわふわの尻尾を振った。

「なかなか鍛えているね。だけど僕はまだまだいけるよ!」

マツバさんはゲンガーを出した。

「頑張るよ!アイアンテール!」

「ゲンガー、ふいうち」

アイアンテールの構えをしていたイーブイは突然目の前にきたゲンガーにふいうちをされた。

「イーブイのシャドーボールは怖いね。さいみんじゅつで眠っててもらうよ」

ゲンガーのふいうちから立ち上がったイーブイにさいみんじゅつが襲い、うとうとしだした。

「イーブイ!」

そしてイーブイは眠ってしまった。
すやすやと眠っている間でも黒いもやがイーブイの体力を削っていく。このままではのろいで倒れてしまうのが目に見えていた。

「…イーブイ、交代するよ。ありがとう、お疲れ様っ」

私はイーブイを戻す事にした。

「賢明な判断だね」

「……」

今の戦いでゲンガーはふいうち、さいみんじゅつを使う事はわかった。動きはそこそこ速く、ふいうちからさいみんじゅつでじわじわ削る戦法と残りは攻撃系の技かもしれないと思い、シャワーズを出した。

「シャワーズ、みずのはどう!!」

ゲンガーはみずのはどうを飛んで避けた。

「…いい技だね。シャドーボール!」

「れいとうビーム!」

シャドーボールとれいとうビームがぶつかり、爆発が生じた。

「アクアリング!」

煙の向こうからシャドーボールが飛んでくるのを予想してアクアリングで回復できる状態にした。
すると煙の中から黒い玉が2、3個飛び出てきた。

「避けてみずのはどう!」

シャワーズはシャドーボールを軽く避けてみずのはどうで煙を押し消した。
煙が消えた先ではオボンの実を美味しそうに食べているゲンガーの姿があった。

「…随分と美味しそうに食べてますね」

「あぁ、このゲンガーは木の実が大好きなんだ」

ゲンガーはオボンの実を食べ終わってお腹をぽんぽんと叩いていた。

「お腹いっぱいになったところを悪いけど…シャワーズ、ゲンガーの足元にれいとうビーム!」

まだ食べ足りなさそうな顔をしているゲンガーの足元をれいとうビームで凍らせた。

「動けなくしてダメージを確実に当てる気か…。シャドーボールで近寄らせないようにするんだ」

この機に攻める思い、ゲンガーは何発もシャドーボールを打った。

「アクアテールで弾き返して!」

「そうきたか!」

アクアテールの力加減でシャドーボールを打ち消さずに1発ずつ弾き返した。1発目はゲンガーに当たったが足元の氷も割れて残りは避けられた。
自分の放ったシャドーボールが跳ね返されて大ダメージを与えられた。

「シャワーズ、決めるよ!れいとうビーム!!」

少しよろめいてたゲンガーにれいとうビームを当ててついに倒れた。

「なんという事だ……」

マツバさんは目を回しているゲンガーをボールに戻してバトルの結果に驚いていた。


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