水の都の巫女 | ナノ


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 ガンテツさんは座布団の上にどっかりと座ったので私は向かいに座布団を置いて座った。

「おうジルチ。見事な働きやったな!ロケット団がまた復活してるとはなんとなーく悪い予感がするのう…」

「ありがとうございます。そうですね…他の街にもロケット団が潜んで活動してる可能性がありますね」

「うむ、それはともかくジルチ。わしはお前さんが気に入った!お前さんの為なら喜んでボールを作らせてもらうわい!今、手元にあるのはこれだけやけどとりあえず持ってけ!スピードボールや!」

「おぉ、ありがとうございます!今ぼんぐり何個か持ってるので早速ボールを作ってくれませんか?」

「おおっ!よっしゃボール作ったるわ!」

わたしはぼんぐりケースからみどぼんぐりを6個ほどガンテツさんに渡した。

「ボールにするまで1日ほどかかるからのまた取りに来るがええぞ」

「わかりました。ジョウトのジム一通り攻略したらまた来ます」

ぼんぐりケースを鞄の中になおして立ち上がると女の子が近くまでやってきた。

「そうだ!おじいちゃんのでんわばんごう、おしえてあげるよー?おじいちゃんにおでんわすれば、ぼんぐりのことおしえてくれるよー」

「ありがとう。ボール取りに行くとき連絡するね」

「うん!」

ガンテツさんのお孫さんから電話番号を聞いてポケギアに登録した。

「さてと、ジムの入り口に立ちふさがっていたロケット団もいなくなったと思うのでそろそろジム戦に挑みます」

「おう!ジルチならすぐ勝てそうやな!」

「ふふふ、マグマラシでちょちょいのちょーいです!行ってきます!」

「おねえちゃん、バイバーイ!」

お孫さんに軽く手を振ってヒワダジムに向かった。

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