水の都の巫女 | ナノ


15

 キキョウジムに着いて看板を見ると[キキョウシティ ポケモンジム リーダー ハヤト 華麗なる飛行ポケモン使い]と書いてあった。

「(華麗なる飛行ポケモン使い……)」

どんな飛行タイプのポケモンが相手かなと思いつつ、中に入ってジムの案内人にトレーナーカードを掲示した。

「ん?君、カントーから来たのかい?」

「…いえ、1年ほど前にカントーからジョウトへ引っ越してきました」

「そうだったかい!未来のチャンピオン目指して頑張れよ!」

「はい」

建物の真ん中辺りに立つと床が上っていった。

「ジムの中ってギミックが凄いんだねぇ…。みんな、バトル頑張ろっか!」

ベルトに付けてあるボールがカタカタと揺れて反応してくれて、シャワーズは足元で身体を伸ばしていた。
頂上に着くとトレーナー2人待ち構えていたのでシャワーズとマグマラシで倒していった。途中、肩を押されてよろけなかったものの反射でついトレーナーの胸ぐらを掴みそうになった。
安全の為に何か対策してると思うけど落ちたらただでは済まなそうな高さだ…。
少し狭い足場を渡ると和服で青髪の青年が待ち構えていた。

「君が挑戦者か。俺がキキョウジム、リーダーのハヤト!世間では飛行タイプのポケモンなんか電撃でいちころ……そんな風に馬鹿にする。俺はそれが許せない!大空を華麗に舞う鳥ポケモンの本当の凄さ思い知らせてやるよ!」

ハヤトさんはボールを高く投げた。

「ゆけ!ポッポ!」

「(昔、ラクライでオニスズメの集団に攻撃した事があったっけな…)シャワーズ!いっておいで!!」

初のジム戦、キキョウジムのバトルが始まった。


prev / next

[ 目次に戻る ]



×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -