04
四天王1人目の部屋に入ると半透明の四角いオブジェクトが飛んでて、紫とゆう印象がある部屋だった。フィールドに立つと黒い仮面を被った男性が現れた。
「ようこそポケモンリーグへ! ボクの名前はイツキ。世界を旅して回り、エスパーポケモンの修行に明け暮れた。そしてようやく、四天王の1人になったんだ。ボクはもっと強くなる!ここで負けるわけにはいかない!」
「私も負けるわけにはいきません!絶対にワタルさんの所まで勝ち進みます!」
ワタルさんの所まで勝ち進むと言った途端、少し沈黙があったけどイツキさんが何か気づいた様子を見せて話し出した。
「…そっか、君がジルチちゃんか」
「……?」
「ワタルから青髪で緑と金のオッドアイのジルチって子が来たら全力で戦うように言われててね…。それじゃあ、始めようか!」
イツキさんがボールを投げると青銅色したポケモンが出てきた。
「その展開は予想はしてましたよ!…エスパーポケモンって言ってたけど見た目が鋼タイプありそう…!いこう!バクフーン!かえんほうしゃ! 」
「ボクのドータクンは炎を耐える事が出来る!甘く見ない事だ!」
かえんほうしゃに焼かれたドータクンは思ってたよりダメージが与えられていなかった。
「…特性の…耐熱!」
「正解っ!ドータクン、しっぺがえし!」
「なら耐熱でも耐えきれないような炎で焼くまで!!だいもんじ!」
後攻だったドータクンのしっぺがえしは威力が高かったけど、バクフーンは平気そうな顔をしてだいもんじを放った。さっきより与えれた感じはするけど倒すまでは至らなかった。
「だいもんじの炎でもまだ耐えるのか…っ!」
「おぉ…っと!噂通り恐ろしいお嬢さんだ。サイコキネシス!」
バクフーンの周りがぐにゃあっと空間が歪んで強い念力で突き飛ばされた。
「なら…最大火力でいくよ!バクフーン、ブラストバーン!!」
「これは…っ!」
ブラストバーンの火柱がドータクンを包み、激しく燃え上がった。
部屋の温度が一気に上がり火柱が収まると、こんがり焼けたドータクンが倒れていた。
「よしっ!」
「ブラストバーン…凄まじい炎だったよ。ではその炎を押さえなくては、ね!」
次に出てきたのはヤドランだった。
「ヤドラン…水タイプの技があるかもしれない。バクフーン、警戒していこう!」
「ヤドラン、ドわすれ」
「耐久力を上げて延長戦にはさせませんよ!ワイルドボルト!!」
「へぇ、水タイプに対策してるんだ!次はのしかかり!」
「だいもんじで押し返して!」
バクフーンにのしかかろうとして近づいたヤドランをだいもんじで押し返した。
「なるほど、そう来るか…。では、サイコキネシス!」
「……もしかして?」
てっきり水タイプの技で対抗すると思っていたけど、それならもっと早くからその技でバクフーンを倒しているはず。だとしたらその技を覚えていない可能性が出てきた。
「おや、気づかれてしまった」
「バクフーン!ワイルドボルトでおもいっきり攻めて!」
「させないよ!サイコキネシス!!」
サイコキネシスで攻撃されたけど、バクフーンは何度もワイルドボルトで攻めて、警戒していたヤドランを倒した。
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