水の都の巫女 | ナノ


アルフの遺跡(ジョウト地方後編30話後)2

 黄色いポケモン…恐らくライボルトの事だ、と思いつつ経験値、お小遣い稼ぎをしたエンジュ周辺のトレーナー達に申し訳なくなった。

「ジルチが魔王…くくくっ」

「いや、私はまだ魔王と呼ばれるほどの事してないからね?ちょっとエンジュジム前にイーブイ達を育てる為にバトルしまくってただけだからね?」

「魔王コンビ…」

ゴールドさんまで私の事を魔王と言い出した。魔王の話題の前の事を思い出してレッドがここにいる理由を軽く説明をした。

「あぁそうゆう事か!あれから石版を完成させたらすぐ飛び退くようにして落ちなくなったぜ」

「落下者が減ってよかったです」

ゴールドさんと話していると奥からクリスさんが戻ってきた。

「お待たせ!これが資料よっ」

「ありがとうございます」

受け取った資料を読んでいると石版は化石ポケモンが絡んでいる事、ホウオウも何らか関係があるかもしれないと書かれていた。暗号から他の地方にも同じアンノーンの文字がある可能性、人とポケモンの交流にアンノーンが間に入ったのではないか等わかったことが増えてて嬉しくなった。

「凄い…!ここまでわかっただなんて!!学会の発表でどんな反応するか楽しみですね」

「ありがとう!その時に各地方からアンノーンの生息を確認したら報告してもらおうと思うの」

「アンノーンいる所、謎がありですね」

「そうゆう事!そう言えばジルチさんがここに来た理由って何だったかしら?」

「学会の話ですっかり忘れてました。ジョウトのバッチ制覇したのでこれからカントーへバッチ集めに行きますよの報告です。カントーへ行く前に皆さんに挨拶しに来ました!」

「そうだったの!!ジョウト制覇おめでとうっ」

「ここにはいないがシルバーにも連絡入れといたぜ。カントー制覇頑張れよ」

「頑張ります!打倒、ワタルさんなので!!」

大量の条件を出したワタルさんに勝って、お父さんに会いにホウエンへ行くことを決めていた。その為にまずはカントー制覇を目指す。

「最終的にはリーグ、か。チャンピオンの座を目指してるのか?」

「チャンピオンの座は…1度手に入れたいですけど他にもやることがあるので考え中です」

「そうか」

「ジルチさん、応援しているわ。もしカントーでアンノーン見つけたら教えてくれる?」

「もちろんです!資料ありがとうございました。それでは私達は行きます」

「うん、いってらっしゃい」

クリスさん達に見送られながらリザードンは空へ飛び上がった。下を見ると研究所から少し離れた所でシルバーさんが手を振っていたのを見えて手を振りかえした。


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