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3階に来て、したっぱを倒していくとロックを掛けられた扉があった。近くいた職員に聞くとロケット団のボスと思われる男が扉の向こうに立てこもって、中から鍵をかけられたそうだ。
「局長なら開けられるわ!局長は5階よ!お願いっ助けてあげて!」
「わかりました。レッド、5階の局長室へ行こう」
「うん」
したっぱがやたらと多いとぼやきながらエーフィ、バクフーンも出して、一気に複数のしたっぱ達の相手をした。
5階の局長室へ着いて中へ入ると局長と思われる人がいた。
「ゴホン、ゴホン。あーあー……えー、我輩は局長であーる!今日から我がラジオ局では、ロケット団を褒め称える素晴らしい番組を放送していく事になった!皆つべこべ言わずにしっかりといい番組を……」
「ピカチュウ、10万ボルト」
ピカチュウの10万ボルトが机を焦がした。
「うわっ!モノマネの練習中に誰だお前達は!?…ってランスのお気に入りのジルチってゆうトレーナーか!」
「…誰?」
局長と思っていた人は変装を解いてロケット団特有の服装になった。
「くっそー。せっかく局長に成りすまして、各地をロケット団色に染めてやろうと思っていたのに!」
「そんな事はさせない!」
「この変装したっぱ覚悟しろ!」
ピカチュウのほっぺからバチバチと電撃を出し、シャワーズは床に尻尾を叩きつけて威嚇した。
「誰がしたっぱだ!俺様は幹部のラムダ!」
「服装がしたっぱなのに幹部…?嘘をつくなよ」
「服装でしたっぱと幹部の区別があったの!?」
「3年前は黒がしたっぱ、白が幹部だった」
「俺様はこの服が気に入ってるからこのまんまなんだよ!!バトルだ!本気でかかってこい!!」
結果、ラムダのドガース達は本気のピカチュウによって、こてんぱんにされてラムダは一瞬で負けた。ラムダが局長の居場所をなかなか言わなかったから痺れを切らしたレッドがピカチュウの10万ボルトの刑にした。
「わ、わかった……局長の居場所教える」
「最初から言えばよかったのに」
「……いいか、よく聞け。本物の局長は…地下倉庫に閉じ込めてある!地下倉庫わかるか?コガネの地下通路の奥の奥のさらに奥……俺様は親切だからなっ地下倉庫へ行くための鍵をお前達にやろう。ありがたく頂戴しな!」
「随分と上から目線だな…」
「まぁ局長の居場所わかって地下倉庫の鍵も貰ったから早く助けに行こう!」
10万ボルトからかみなりの刑に変わる前にレッドを引っ張って、貰った地下倉庫の鍵を持って5階から地下へ降りていった。
「ここがその地下の扉かな?」
関係者以外立入禁止と書かれた扉を地下倉庫の鍵で開けれたので階段を下りた。大勢のしたっぱを倒して奥に行くと縄で縛られた局長がいた。
「大丈夫ですか?」
「…き、君達は?」
「復活したロケット団を潰しに来た」
縄をほどいて局長は手首をさすった。
「そうか、助けに来てくれたのか。ありがとう、礼を言うよ。そ、そうだ!ラジオ塔はどうなってる?」
「ロケット団が占拠してラジオ塔、コガネシティはしたっぱで溢れてます。3階のロックを掛けられた扉を開けたいので局長の力を貸してくれませんか?」
「何っロケット団でいっぱい!?わかった!このカードキーを渡そう」
局長からカードキーを受け取った。
「それさえあれば3階の扉は開く。頼む、ラジオ塔を乗っ取られたら何をされるかわからない。おかしな電波を流して、ポケモンを操る事だって出来てしまうかもしれない。頼めるのは君達だけなんだ。ラジオ塔を……全国のポケモンを助けてくれ」
「わかりました。これで幹部の所に行ける!3階へ戻ろう!」
上ったり下りたりで息切れしてきたけど、早くロケット団を潰したいとゆう気持ちが私達を動かした。
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