水の都の巫女 | ナノ


32

 パスワードを聞き出してしたっぱとバトルしながら奥へ進むとボスの部屋っぽい所に着いてパスワードを入力して部屋に入ると黒服の男がいた。

「ぐっふっふっよく来たな……。おや?私が誰かわからんかね?サカキだよ。サカキ様だよ!ぐわぁーはっはーっ!」

「……」

「…あれ?全然似てない?サカキ様に見えない?くっそー、一生懸命練習したのに!」

黒服の男が覆面を外すと紫色の頭のおっさんが現れた。

「俺はロケット団幹部のラムダ!お前はどうせ怪電波発生装置の部屋に忍び込むつもりだろう?だがそうはいかないぜ!何故ならあの部屋は特別なキーワードでロックされているからな!そのキーワードとは"サカキ様万歳!"」

「え?」

「ふふふ…あっさりバラしたので驚いただろう?だがキーワードなんか知られても全然平気なのさ。何故ならあのドアは俺の声でキーワードを入れないと開かないようになってるからな!」

「いや、知ってます」

「何っ!?さてはしたっぱから聞き出したな…。だったらここでお前は退場してもらうぜ!」

ロケット団幹部とバトルか!とマリルのボールを構えた瞬間。

「オレ様が相手だ!ロケット団!!」

ウインディに乗った少年がラムダと俺の間に入った。

「チッ…誰だ!」

「オレはトキワジムリーダー、グリーンだっ!ジルチの居場所を吐いてもらおうじゃねぇか!!」

「ジムリーダーだと!?ジルチ?…ランスのお気に入りのトレーナーか?怪電波発生装置の地下にある実験室に連れて行ってたな…」

「ほぉ…?じゃあその場所に案内しろよ」

「けっ!俺に勝てたらな!」

ラムダはズバットを出した。

「ウインディ、かえんほうしゃ!!」

ウインディのかえんほうしゃの火力は凄まじく、そのかえんほうしゃ一発でズバットを倒した。

「これがトキワジムリーダーの実力…!!」

俺はまだ見ぬ世界を体感して身震いをした。

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