水の都の巫女 | ナノ


23

 チョウジタウンを目指して歩いてる時にマツバさんに言われた事を思い出した。

「チョウジタウンにいるロケット団に気をつけろ、か…。そういえばヤドンの井戸で会ってからロケット団を見てない気がする」

『ブィ?』

「あほ毛の赤髪と同じくらいかそれ以上に悪い連中の事」

そう考えるとチョウジタウンで久しぶりにロケット団に遭遇するとゆう事になる。ランスのセリフも引っかかるから尚更嫌な予感がしてきた。
考え事をしてるうちに忍者の里、チョウジタウンに着いた。

「ロケット団の事を考えていたらチョウジタウンが胡散臭い気配がしてきた…」

チョウジタウンに罪はない。ロケット団が悪い。
ポケセンへ向かってるとヒビキ君を見かけた。

「あ、ヒビキ君!」

「ジルチさん!!ついにチョウジタウンまで来たんですね!今からいかりの湖に行くんですけど一緒に来ます?」

「いかりの湖?」

「湖に赤いギャラドスがいるらくって見に行くんですよ!あと久しぶりにバトルしましょ!!」

色違いのギャラドスとは珍しい。
色違いのポケモンはたまにいるらしいけど実物を見たことがなかったから気になった。

「行く!久しぶりのバトルいいね。あ、イーブイが新しく仲間になったの!」

歩きながら私の足元でヒビキ君の様子を伺っていたイーブイを抱えた。

「イーブイいいっすね!進化先決めてるんですか?」

「ううん。この子が進化したい場所・時・物が見つかるまで進化先は決まってないよ」

海渡ったり草原を走ったりしたけどイーブイは進化する気配がなかった。

「こだわり深いんすね…。あれ、ゲートに人がいる?」

ヒビキ君が気づいて私もゲートの方を見るとロケット団のしたっぱがいた。

「……(まさかいかりの湖のゲートにいるとは)」

「…引き返します?」

ヒビキ君が耳打ちしてきたけど私は進むことにした。

「おっとお子様たち!こちらの通行料1,000円なっていますです」

「「高っ!?」」

さすがに高い、高すぎる。ヒビキ君と声揃えて言えるくらい通行料高かった。

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