22
お互いの攻防戦が続き、お互いあと1撃で決まりそうなところまできた。
「バクフーン!かえんぐるま!」
「ハガネール、アイアンテール」
物理攻撃がぶつかり合い同時に倒れそうになった。
「バクフーン踏んばれ!!」
「ハガネール、頑張って!」
呼びかけによってバクフーンは踏んばったがハガネールはそのまま倒れた。
「頑張ったね、ハガネール。…私たちは最後まで諦めないっ鋼の心で!」
最後の1匹、コイルが出された。
さすがにバクフーンはボロボロになってるしどれぐらい強くなったかわかった。
「バクフーンありがとう。お疲れ様」
バクフーンは満足げに頷いて戻った。本人もこのバトルに満足してるようで良かった。
「ライボルト!!」
「でんじはと10万ボルトは効かないのなら…ソニックブームでいきます!」
「10万ボルト!」
ソニックブームは当たったけど相手のコイルは運が良く麻痺状態になった。
「焼き払え!かえんほうしゃ!」
タイプ一致技ではなくても特攻が高いライボルトだからこそ十分な火力が出る。
かえんほうしゃが当たってもコイルはがんじょうで耐えた。
「コイル、頑張って!ちょうおんぱ!」
「かみなり!」
ちょうおんぱを受けながらかみなりを放ち、コイルは倒れた。
「お見事でした……。ポケモントレーナーとして貴女の方が上手みたい。強さも優しさもね。…ではリーグの決まり通り、バッチを差し上げます」
スチールバッジをもらってケースに入れた。あとバッチ2つでリーグに挑戦ができる。
「……あのう、あとこれもどうぞ」
ミカンさんから技マシンを受け取った。
「その技マシン23はアイアンテールという技…。硬い尻尾を叩きつけながらときどき相手の防御を下げることがあるんです……」
「ありがとうございます」
「あ、あの……あんまり上手く言えないけど……頑張ってくださいね」
「はい、頑張ります!次はチョウジタウン目指します」
ジムを出ると嵐が去って青空が広がっていた。ポケセンで手持ちを回復させてからチョウジタウンを目指すことにした。
prev / next