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アサギシティに着いてすぐジム戦に挑もうと思い、アサギジムへ行くと入り口に赤髪の少年…ソウルがいた。
最後に会ったのはヒワダタウンだった気がする。
「…またお前かよ」
「またとは失礼な」
またバトルを挑まれるかと思い、ライボルトのボールを掴んだ。
「何その気になってんだ?オレはお前みたいな弱い奴は相手にしない」
「前みたいにバトルを挑まないんだ?私に連敗してるソウルに比べたら弱くないと思うけど?」
「うるせぇ!…弱いと言えばここのジムリーダーもいないぜ。弱ったポケモンの世話をしに灯台へ行ってるんだとよ」
「ジムリーダーが灯台に、ね」
海の方角にある白い灯台を見た。
「馬鹿馬鹿しい。弱ったポケモンなんかほっときゃいいのさ。戦えないポケモンに何の価値もないからな」
「…ロケット団と同じでポケモンを道具として見ている。気に入らないな、ポケモンの価値を戦うことだけで決めつけるな」
お互いに睨み合ったまま動かなかった。
「…フン!お前、灯台で修行してみたらどうだ?少しは一人前のトレーナーらしくなれるかもしれないぜ」
「いい修行場所教えてくれてありがとう。そのセリフ、そのまま返すよ」
ソウルは舌打ちをして私の横を通りすぎていった。
相変わらず会えば弱いだの言ってきて馬鹿にしてくる。1回もバトルに勝ってないくせに生意気な…と思いつつ、ジムリーダーがいる灯台へ向かった。
『ブィー!』
しばらく黙って歩いてるとイーブイがさっきの事を気にしているようだった。
「ん?あぁ大丈夫だよ。そういえばイーブイはあの赤髪とは初対面だったね。あんな奴には負けないように頑張らなきゃねー!」
『ブイ!』
「ジムリーダーが気にするほどこのアサギの灯台に必要なポケモンなんだと思う。だから灯台にいるトレーナーを倒しながら頂上行って話を聞きに行こう!何か出来ることがあるなら助けたいからね」
まずは2階にいるトレーナーからだ!と意気込んだ。
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