short | ナノ
※会話のみ※


「なまえくん! 映画観てくれた?!」
「んー……まあ……」
「どやった?! どやった?!」
「お前らテニスしろよ」
「しとるやん! 最初から最後まで!」

「……一万歩譲ったとして」
「そんなに?!」
「最初は良しとしよう。だがしかし最後のあれは……ない」
「まあ、あれは俺もない思うたけどな……ってちゃう! 俺の演技は?! 何かあらへんの?」
「カメラ目線だったな…」

「なまえくんが観てる思てな! いっちゃん映りがええ角度でキメてみてん!」
「無駄な頑張り乙」
「ええー……」
「いや、口尖らせても可愛くないからな」
「今日のなまえくん冷たい……ぐすん」
「……引くわー」
「でも、そんななまえくんも好きやでっ!」

「ところでよ」
「無視?! ……っく、何や知らん間になまえくんのスルースキルが上がっとる…ッ!」
「お前何しにあんな城まで行ったわけ」


「……え?」


「手塚と不二は越前を追って、跡部は案内役、切原はクラック目当ての真田は保護者、木手は船頭だろ?」
「う……」
「別にお前怪我してねぇし」
「そ、れは……」


「……」
「……」
「……目立ちたがり」
「ち、ちゃう! 青学、氷帝、立海、比嘉の面子すら行っとんのやで!? 四天も参加せなあかんやろ!」
「その心は」



「ノリや!!」



「……」
「そんな冷たい目せんでやーっ!(泣」
「……ご飯に乗っけて食ってやる」
「そのノリちゃう!」

「あ、あと」
「なん?」
「お前のあれ、何なの」
「……あれてどれやねん(心当たりが多過ぎる……)」
「手塚とのダブルス中、お前サーブする時ボールに口付けただろ」


「……」
「……」


「……ああ!(ぽむ)」
「……(忘れてたな、コイツ)」
「あれは、ファンサービスや!(どや)」
「……」
「ッやから、その冷めた顔止めてやぁぁああ!!」






☆おまけ☆


「……俺、一応頑張ったんやで?」
「……だから?」
「〜〜〜〜ッ、別に……!」
「……」
「……(しゅん)」

「……白石」
「……なん?」
「お疲れさん。カッコよかったよ」
「! おおきにッ」
「(……ほんとは可愛かったんだけど)」「♪」
「(ま……良いか)」


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