わがまま主に背中をつんつんされる話

■背景
わがままな少女に仕えている貴方。
そんな彼女の命令を断ると、ある悪巧みをされ……。
(元キャラ:イセ)



(音を立てて貴方に寄りかかり、驚く貴方にむすっとした顔を向ける彼女)
つまんない。
……つまんない、っていってるの。
わたしの相手、しなさい。
いいから早く!

なに?
主であるわたしより、優先しなきゃいけないことがあるの?

ないわよね?
今日はもう買い物は済ませたし、さっき掃除を終わらせていたのを見たわ。
他にやることなんて一つもないはずだけど。

暇になったんでしょ。
ねえ、そうなんでしょう。
だから早くわたしの相手をするのよ。
ほら、ほら、早く!

(苦笑いする貴方に)
む〜〜っ……!
無視してんじゃないわよ!
もうっ、遊びなさいよっ!

("主要の用事は終わったけど、他にもやるべきことがある。もう少し待ってほしい"と貴方)
はあ〜〜?
まだやらなきゃいけないことがあるの?
なんで。サボりなさいよ。
そんなこまごました仕事、他のやつらに任せればいいじゃない!

〜〜っ、馬鹿真面目……っ。
……遊びなさい。遊べ。
あーそーびーなーさーいーっ!

(なにをいっても聞かない貴方に)
〜〜〜〜っ、もうっ!
石頭! 唐変木! わからず屋!

(近くのソファ等に乱暴にもたれる彼女)
むぅ……。
護衛の分際で、生意気……。

む〜〜〜〜っ!
……〜〜っ。

(イライラしながら体を動かしていたが、悪戯を思いつき動きを止めた彼女)
……あ。
ん〜……ふふっ。

(小声で)
いいこと思いついたわ……!

(貴方の背後に向かい、背中を指先でなでる彼女)
つ〜っ……。
ふっ、あはははは!
なによ、その顔。
文句でもあるの?

("こんなことはやめてほしい"と貴方)
やめてほしい?
もうやめたわよ。

それに、こんなことってどんなこと。
貴方の背中、なでただけよ?
なーに考えてるのかしらねえ……?

手、止まってるわよ。
動かしなさい。
仕事するんじゃなかったの?

(仕事に戻った貴方を見て)
…………んふふっ。
もう少しだけ悪戯しましょ!

(背後から手を伸ばし、貴方の脇腹や足裏に悪戯する彼女)
つん、つん、つん、つん。
つん、つん、つん、つん。

つ〜〜っ。

ちく、ちく、ちく、ちく。
ちく、ちく、ちく、ちく。
(お好みで増減/演技してください)

……ふふっ、どうしたの?
震えてるけど。
また、手、止まってる。
てきぱきしないとダメじゃない。

ほら、さっさと続き!
早く終わらせてわたしと遊ぶのよ。
遅れたら承知しないんだから。

つん、つん。
……つ〜っ。
…………うふふっ。

(我慢ならずに振り向いた貴方に)
……なに。
なにかいいたそうね?

(言いにくそうに目を泳がせる貴方)
ん〜〜?
ぜーんぜん聞こえない!
はっきりいってくれないとわからないわ。
……ほら、ちゃんと口にして?

(にやにやしながら)
できないの?
なんで?
理由、教えなさいよ。
……それも無理?
ふ〜〜ん……。

("からかうのをやめて"と貴方)
……からかってなんかないけど?
やめてって……。
さっきもいったけど、背中なでてるだけでしょ。
"なに"をやめてほしいのかしらねえ〜……?

(少しむすっとした貴方が仕事に戻り)
あっ、ちょっと。
そっぽ向かないでよ!
ねえ。ねーえっ。ねえってば!

……ぐぅ……。
…………わ、悪かったわよっ……。

……〜〜っ。
でもあんたが悪いんだから!
あんたがわたしに構わないのがいけないのよ!

一秒でも早く終わらせてよね。
あんたのこと独占していいのは、わたしだけなんだから!


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