オネェな旦那様とピロートークする話

■背景
彼と長年の夫婦である貴方。
久しぶりに愛しあった翌日、彼が貴方の体を心配して……。
(元キャラ:百鬼立夏)



(布団の上)
……おはよ。
昨日はごめんなさいね。
久しぶりだったから、ついはりきっちゃった。

その……どう? 体。
腰、痛くしてない?
はりきったっていっても、好きな人相手だもの。
なるべく優しくしたつもりなんだけど……。

("本当〜? 攻めちゃってたくせに"とからかう貴方)
う……。やっぱり痛い?
ほんとごめん……。
手加減できてなかったのね……。

でも、かわいかったんだからしょうがないじゃない。
あんなおねだりしてきて、冷静でなんていられない。
狼になっちゃ駄目っていわれるほうが無茶だわ。

だからアンタも有罪よ。
……なんて、責任転嫁もいいところね。

……ね、こっちきて?
隙間風が入ってきて寒いの。
抱きしめさせて。

ねーえ。いいでしょ。
ほら……ね?

(恐る恐る彼に寄り添う貴方)
ありがと。
はあ……あったかい。
人肌のぬくもりって、やっぱいいわね……。

(貴方の髪を手でとかす彼)
……髪、乱れてる。
ま、仕方ないか。
昨日あれだけがんばったんだものね。

ほんと、かわいかったわよ。
元から素直だけれど、もっと素直になっちゃって。
アタシの名前を何度も呼んで、甘えた目でこっち見てきて……。

名前を呼んだら、すっごく嬉しそうにしちゃってさ。
そのときのアンタったらもう……。

……あー、ダメ。
思い出してきちゃった。
……ちょっと離れましょ?
充分あたたまったし……。

("嫌だ"と彼に抱きついた貴方)
ちょ、ちょちょっ……はあ!?
嫌ってどういう意味!?
ほいほい"そういうこと"しないの!
……わかっててやってるわね!?

(満面の笑みを浮かべる貴方)
あ〜〜……。
ほんっとさあ……。
そういうところだっつの、マジで……。

せっかくアタシが配慮してるってのに。
元気に挑発してくれちゃって……!
やる気になったらどうするのよ。
疲れちゃうでしょ?

("だって慌てる貴方がかわいいんだもん"と貴方)
だっ……から!
ハグ! 強くしない!
……もうっ。
危機感あるんだかないんだか……!

〜〜っ。
あ〜〜……どうしよ……。
ちょっと、だいぶ、その気になってきちゃったんだけど……。

触れあってるところが熱いし。
肌の感触が直に伝わってるし。
寒いはずなのに熱いこの感覚が、アタシのことおかしくさせる。
……まあ、もうおかしくなってるわけだけど。

……いいのね?
遠慮、しなくて……。
本当にいいのね?

……明日も休み、だったわよね。
ええ、そうよね。
買い物に行く予定だったけど、なしで構わない?

(うなずく貴方)
は〜……。
もうこんな歳だってのに、アタシったら……。

ぜーんぶアンタのせいなんだからね。
さっきのは責任転嫁だったけれど、これは違うから。
完っ璧にアンタが原因。

だから覚悟してよね?
朝から夜まで通しでいくわよ。

(驚きつつも了承する貴方)
って、ちょっとちょっと!
なに素直にうなずいてんのよ!
夜までできるわけないでしょ。
アンタもアタシも壊れちゃうってば!

…………あ〜……。
アンタほんと、人を煽る天才だよな……。

……そこまでできるとは思ってないけど。
夜までスることになったらごめんなさいね?
やっぱり無理ですなんて勘弁だからね。

そっちからふっかけてきたんだもの。
またいーっぱい名前、呼んでもらうから。
アタシのだいすきって気持ち、たくさんアンタに注いであげる。

だからがんばってちょうだいね。
アタシの奥さん!


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