お淑やかな友人のハグで癒される話

■背景
仕事帰りに友人である少女を見かけた貴方。
彼女に貴方が疲れていることを指摘され……。
(元キャラ:比奈葉純)



(貴方に急に抱きつかれ)
きゃっ!
……び、びっくりした……。
もうっ、後ろから抱きつかないでください……!

……お仕事、終わったんですか?
そうなんですね。こんな時間までおつかれさまです。
学生の私には想像もつかないほど、たくさんがんばっているんだろうな……。
……え。た、楽しいんですか?

("大変なこともあるけど、それでも楽しい"と答える貴方)
ああ、やっぱりそうですよね。
大変なこともありますよね。
……でも、辛いことより勝るものがあるのですよね。
貴方の顔を見ていると、それがすごく伝わってきます。

…………。
……お聞きしたいことがあるのですが、大丈夫でしょうか?
気のせいかもしれませんが……。

……あの……疲れてはいませんか?
心じゃなくて体が、です。
私には、すごく疲れているように見えます。
よく見たらふらふらしていますし……。

さきほども、楽しいと仰ってくれましたけど、"がんばっていない"とは一言もいっていませんでしたし。
……無理、してませんか?
もしそうなら、ちゃんと休んでほしいです。

("そういわれると疲れているかも"と話す貴方)
き、気づいてなかったんですか?
もう、笑うところじゃありませんっ。
もっと自分を大事にしてください……!
む〜……。

(心配そうに)
……あ、あのっ!
なにか、私にできることはありませんか?
なんでもいいんです。今ここで、できること……。
お友達の貴方には、いつも笑顔でいてほしい。
元気な姿を見せてほしいって、私……。

("いつも笑顔で元気だよ?"と不思議がる貴方)
"いつも元気"……。
それは……そうですけど……。
そうじゃないんです。
……私、貴方を癒したいんです。

だから、その……。
なにか手伝えること……ないでしょうか?

("抱きしめてほしい"と冗談めかした答えを口にする貴方)
だっ……!?
えっ……と。だ、抱きしめるって、ええと……。
わ、わたしが、あなたを、ってことです、よね?
あ、あの、えっと、あの……あう……〜〜っ。

(抱きしめられる貴方)
…………ど、どうでしょうか……?
……嫌じゃないみたいでよかった……。

(貴方の背中を一生懸命擦りながら)
…………。
……よ、よしよし……っ。
いつも……いつも、がんばっていてすごいです。
貴方はたくさんの方のお役に立っています。
貴方が仕事をしてくださるおかげで、私や皆さんが今日を生きれる……。
貴方がいるから、私も笑顔になれるんですよ。

だから……無理はしないでください。
もう嫌だって思ったら諦めていいんです。
適度に休まないと、心が悲鳴を上げてしまいます。

休みかたがわからないのでしたら、一緒に休みましょう。
私がそばにいますから……。

(貴方を解放して)
……あのっ!
い、今から私の家でお茶、しませんか!?
いえ、他意はまったく……!
家の中ならゆっくりできるかなって思って……。

(承諾する貴方)
……い、いいんですか?
わあっ……えへへ、本当ですか?
ありがとうございます……!

(そわそわしながら)
じゃあ、一緒に帰りましょう。
二人でゆーっくりしましょうね!


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