友達の女の子に安眠サポートしてもらう話

■背景
最近眠れない貴方。自室でぼうっとしていたら、部屋の中に友人である少女がいることに気づき……。
(元キャラ:井筒うつろ)
(【】内を演者様の名字/名前/その他の一人称など好きに変更してください)



(彼女が自分の家にいるのに気づいた貴方)
わあっ!? もう、鼓膜が破れるかと思ったぞ!
しー。……夜は静かに、な?

……ん、どうした?
【井筒】がここにいるのが気になるのか?

……きみ、最近眠れてないだろ?
眠りにつくまでも長いし、ようやく寝たかと思ったらすぐ目を開ける。
睡眠時間も短いようだし……心配になったんだ。

そんなきみに【井筒】ができることがないか、たくさんたくさん考えて、閃いたんだ。
きみが眠れるようにサポートしようって!

("だからって家の中にいるなんて"と思う貴方)
……ん? むすっとしてどうしたんだ?
なにか変なこといった?

……むー、なにか隠してるな?
【井筒】に隠しごとをするなんてとっても悲しいぞ。

なんでそんな顔をしているか教えてほしい。
ねえ、どうして? どうして? ど……。

(彼女の頬をつまむ貴方)
むぎゅ! む〜〜っ!?
……ぷはっ! もーっ、今日のきみはケチんぼさんだなっ。

(それはそれとしてサポートを頼む貴方)
え、サポートお願い……? 本当か!?
えへへ、よかった、辛そうなきみを見続けるのは嫌だったんだ。
とーっても嬉しいぞ!

むふふっ、それじゃあ【井筒】がきみをぐっすり快眠に誘ってあげるからな!
さてと、まずは……パジャマに着替えて歯磨きだ!
あ、もうしてる? ならベッドに行こう!

(気持ち大人しい声音で)
とりあえず布団をかぶろう。邪魔するぞ。
……ふふ、なんて顔してるんだ。
これもサポートの一環だぞ?

ほら、ぎゅー。……嫌?
でも、これだってサポートのつもりだぞ。
あたたかくすると眠りやすくなると思って。

だから、ほら。ぎゅー。
……【井筒】がきみの湯たんぽになるからな。

こんなことした手前、説得力がないかもしれないが……次はなにも考えないようにしてみよう。
思い浮かんでくるものがあるようだったら、いっそのことたくさん頭に浮かばせて……わーっ! って叫んで、ぜーんぶ消すんだ。
……ちょっとすっきりしないか?

そうしたら、体からゆーっくり力を抜こう。
意識しようと思わないで、自然に……。

呼吸も大事だぞ。
さっきと同じくゆーっくり、息を吸って……吐いて……。
すぅ、はぁ……すぅ、はぁ……。

どんどん、体がふわふわしてくる……。
とろけて、だんだん、ぼーっと……してくるはず……。

…………眠れた、かな?

(貴方が眠ったあと)
……きみは、すごいなあ。
いつも見ているからわかるぞ。
いろんなことをきみなりに、精一杯がんばってる……。

とーってもえらいよ。
他の誰かが認めなくても、【井筒】はきみを認めるから……。

……ずっと、ずーっと見続ける。
ずっときみの隣にいて応援するぞ。
きみが必要だっていうなら、きみの全部を知り尽くしてサポートする。

名前、年齢、身長、体重、体脂肪率、家族構成、食生活、趣味嗜好、通勤/通学ルート、普段行ってるコンビニ、一日の過ごしかた、靴のサイズ、使ってる財布、昨日の寝言……。

きみのこと、少しは知っているつもりだったけど……きっとこれだけじゃ足りないよな?
もっともーっと調べないと!

……ん〜、起きる気配もないな。
よかった、きちんとサポートできたみたいだ。

次も【井筒】のこと、頼ってくれると嬉しいな。
……おやすみ。だーいすき、だぞ。


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