#3 ■シュウイチ+ソウ 「アタシの夢ですか? イラストでバズってインフルエンサー系イラストレーターとして名を馳せることです! まだ専門の勉強はしてませんけど結構自信ありますよ〜! 見てくださいよ犬も猫も老若男女なんだって描けますよ、いや〜アタシのこと知らない人がいるなんて信じられないですね! そうだ、アタシ自身がバ美肉して配信活動したらネームバリューも上がるんじゃないんですか!? せっかくデジタルで絵が描けるんです、活用しない手はなしのつぶてです! ぐふふ、アタシの美貌とcute(筆記体)な声でみーんなファンになるんです! そして○○さんとか○○会社からお声をかけてもらって……ぐひゅ、げゅはは、びゃーっびゃっびゃっびゃ!!」「うるせ〜〜!!」 ■アズアオ+ソアラ 「(え、ちょっといい感じかも!? わたし、オウエンするから……!!)キッス! キッス! キッス! キッス! 入籍! 入籍! 入籍! 入籍!(団扇を振りながら)」「ア、アオ、アオイさんっ……(ガタガタ)」「も〜、ソアラったら〜。恥ずかしいなあ」 ■ロク+オト 「僕って地味だからさ〜」「地味っていうやつは地味じゃない! 地味っていうやつはだいだい地味じゃない!!」「オトさん声でか――」「絶対なんか隠し持ってる!!」「そんなことないけど!?」 ■オト+デスメエ 「(クロエたちの印象を述べたあと)……で、この十六人でなにするの?」「デスゲームしてもらうメエ」「なんでそんなことするの?」 ■ソウ+シュウイチ(四章if) 「え〜っ、いいんですか? 未来の大天才インフルエンサークリエイターのアタシがシュウイチさんのグッズを売ろうっていうんですよ?」「肖像権。その前にここを生きて出ろよ」「そんなのもちのろんじゃないですか! 約束してくださいよ! アタシが脱出したらシュウイチさんの変顔をグッズにしてもいいって」「変なレベルアップすんな!! ……描くだけだったらいいよ」「……本当ですか?」「モデルになるだけなら」「本当ですね!? ……やったあ!」「……ふん」※「あー……そういや、守れなかったな。結局」「なにいってるんですか、急に変な話しないでくださいよ。ほらこっち、こっち、きてよ……!」「今から描き上げるなんでできないもんな。あんたがあの絵にしっかりと向き合ってたの見てきたし」「だからなんの話してるんですか……! いいですよ、取り消しですよ、いるだけでいいからアタシたちと馬鹿やってくださいよ」「あの絵、好きだぜ。絵なんてわかんねーから上手くいえないけどよ」「それだってまだ……完成したの、見てもらってない!!」「(モデルになるとか、完成した絵を一番に見るとか……全部、全部)"約束"、守れなくて……――ごめんな!」 ■イノリ「うんうん! それもパフェだね!」 クロエ「イノリと食べる苺パフェ、大好きだなあ」 モモ「白桃! 黄桃も好き!」 ロク「オレンj(以下略)」 シュウイチ「苺パフェ? ああ、王道だよな。オレも好きっちゃ好――いや一般論をいってるわけで別にそこまで好きでは」 ソアラ「チョコレートパフェ一緒に食べよう、シオンくんっ」 アオイ「み〜んな好きだよ! おいしいよね!」 ソウ「葡萄パフェが好きですね! 葡萄って高級感あってお得な感じするじゃないですか!」 オト「バナナかなあ……。優しい甘さでほっこりするっていうか」 ユキ「抹茶パフェとか好きだけど……」 ヒフミコ「キャラメル味が好きですわ。上品な甘苦さが好きで」 アズサ「パフェとか俺が食べられると思ってるんですか? ソフトクリームだけで十分ですよ」 ■ユヅル+イノリ 「工程が多いから別のお菓子を注文してくれると助かるんだけど」「でも私、トリプルデラックスパフェが好きだもの。あ、一つください」「売り上げ貢献ありがとうございま〜す!」 ■ソアラ+ユキ 「料理好きなんだ」「ええ、まあ、誰かのための行動をとるのは結構好きよ」「……ユヅルおにいちゃんに料理作るんだ?」「え? そうね、たまにそういうことは……」「ふーん!? へえ……!?」「えっ!?」 ■クロエ+ユヅル 「――今」「……?」「ユヅルくん、ぼくのこと庇ってくれた。優しくないひとはそういうこと、あまりしないと、思う……だから優しくないなんてことないよ……!」「……。確かに、そうかもね。得意といえば得意だし、下手といえば――下手だ」「そんな――」「クロエさんにああいったのだって、本当に優しいからじゃなくて、もっと……」「……ユヅルくん」「……ひどいこと、いっちゃうけど。やっぱりぼくは優しくないよ。クロエさんみたいなひとが本当に優しいんだ、きっと」「そんなこと……!」「ぼく、きちんとひとの言葉を受けとれないみたい。クロエさんこそ庇ってくれたのに……無下にしてごめんなさい」 ■イノリ+ロク 「イノリさんのメエメエゲームなににしようかな〜。パフェをぐちゃぐちゃにしてやるとか」「絶許(背後霊)」「ワアアアーッ!?」 ■ソウ+ロク 「十五のアタシもこどもですけどォ〜〜!?」「ごめんってば!! うるっっさ!! 叫ぶ天才!?」「え? アタシのこと褒めました? 照れますね〜」「なんなんだよ!!」 ■コウ 「クロエはん、めっちゃ美人さんやったんね。……アオイはんやイノリはんの顔も見たかったなあ」 ■ソウ+ソアラ 「二次創作も素敵ですけど、一次創作だってとっても素敵で。……それに、どんなにがんばっても忘れちゃうものなんですよ。きっと、比べものにならないけど……知ってますから。名前はきっと忘れないでしょう、ソアラちゃんのお姉ちゃんだったことも。でも、それ以外は簡単に消えちゃうんです。姿、声、思い出……全部、ふとしたときに、"すっ"て。……だから、忘れてほしくないから、これだけはどうしても守らなきゃって……」※「わたし、ソウおねえちゃんのことも忘れたく、ないっ……!」「あー……あはは、そうですね! でもアオイさんと違って、アタシは赤の他人じゃないですか」「違う!! ともだちだよ!!」「……。わがままでごめんね。本当に、忘れてほしくないの」※「……なら、"藍染創"っていうウルトラスーパー美少女クリエイターがいたってこと、覚えていてください! ――"約束"。忘れないでね」 ■ロク 「えー、急にそんなこといわれても困るよ。僕なんかが表舞台に立つとかさ……」「えーと、はじめまして。僕、犬飼ロクです。教室の隅にいるようなやつだけど、適当によろしく」「ああいう人たちが先導してくれるのは嬉しいよね。……僕? もちろん僕もがんばるよ、でもほら、僕って地味じゃない? 活躍も地味になりそうじゃん、そんなこといってられないんだけどさあ」「……ほんっと、ばからし。こんなのいつまで続けるんだか」「なーにいってんのバッカじゃないのー? デスゲームの主催者にそんな甘っちょろい説得通じるわけないじゃん。クロエくん――クロエってば昔っからどんくさいねえ!」「さすがにソアラちゃんやシオンくんを"退場"させるってなったら嫌な気持ちになったけど。でもぜ〜んぶクロエ、お前を絶望させるためだから。鬼にぐらい変身しなきゃね。――ねえねえ! イノリが死んだときどう思った? お前が抱いた気持ち全て、昔の僕が感じたことだよ!」「あはははは! ガキでもできる煽りなんだけど!? もっと上手に喋れないのかな、もしかして国語苦手だったあ!?」 ■ロク 「あれ? こんな時間まで起きて、明日大丈夫なの? ……僕? 僕は平気だよ、講義午後からだから。あのさあ、早く寝ないと自慢のお顔がしわしわになっちゃうよ? いろいろ悩みごととかあるんだろうけどさ……。あ、そうだ、眠れるように羊でも数えてあげるよ。羊を見分けるのは得意なものでね……え、ASMRありがと……って、変なこといわないでくれる!?」 ■バニーの日 クロエ「えっ……。あの、これ、僕じゃ……う、うう。こ、怖いよ……」 ユヅル「…………。ごめんね、ぼくには難しいかも」 モモ「バニー……おもしろそー! いーぜ! でもあとであんたも着てよ」 コウ「えっ? う〜ん……恥ずかしいけど、ナマエはんのお願いならしゃーないなー! よっしゃ待っててやあ、着替えてくる!」 ロク「は? 嫌に決まって――こほん。あはは、僕には不釣り合いだよ〜、もっといい人見つけてきたら?」 シュウイチ「……ええ……?(ドン引き)」 シオン「……えっと、犯罪、じゃない? いや、その……絵面が……」 アズサ「お断りします(足早に去っていく)」 ■オト(三章) 「シオンくんだってわがままいえたのに、あたし、なにやってんだろ……」 ■ソアラ+シオン(二章if) (……これは、"おかしい"。今までの議論と矛盾してる。……ソアラが、狼?)(じゃあ……そんなの……いやだ、いやだ。ど、どうにか……ソアラを、みんなを……)(勇気を。決断を、しなくちゃ。もう少しわがままでいていいって、みんな、いってくれた――俺は)「別に、狼COしちゃ駄目なんていってなかったし。みんなが傷つくのは、……嫌だ」※「もういいよ、シオンくん。シオンくんが狂人だったんだね」「クロエにいちゃん、俺を選んで!」「クロエおにいちゃん、わたしを選んで」 ■オト/ソウ/シュウイチ/ロク 「あたしの知ってるゲームに、トイレから隠し部屋に侵入する作品があるんだけど」「んじゃ黒幕がそれリスペクトしてたらあるかもしれませんね!? ――だあーっ、シュウイチさん!?」「はあ!? お前なにやってんだ!!」「ほんとなにしてんの……」※「こうやって適当にポチポチしてればいつかどうに――ぎゃ〜!?」「ソウ!!」「は!? どうしてそうなるの!?」※「アタシたち、バーチャル世界にいたんですか……!? じゃあ壁抜けできるかもしれません!」「いやんなわけ」「あっ、できっ……のわ〜っ!!」「はあ!? ソウ、大丈夫か!?」「いやなんでほんとそうなんの!?」※「えにーぱーせんてーじおりじなるちゃーとってやつですよ」「なにいってっか全然わかんねえ」「あのさあ、心配するようなことしないでくれる……!?(こんな形で脱出されたらたまったもんじゃないって……!)」 ■罵倒してみよう! クロエ「えっ、えっ!? えーと、えっと……ば、ばーかっ……!」 ユヅル「……。夜道には気をつけてね、この、飲んだくれ」 コウ「ええ!? そないな急にいわれても困るやんかぁ〜っ。……お、お前のかーちゃん、でーべそ……」 ロク「ざぁーこwwばーかwwおっまえこんな簡単なこともできないのぉ〜? 赤ちゃんでちゅか〜? ばぶばぶ〜ww」 シュウイチ「…………。お前さあ……」 シオン「えっ。……け、警察呼ぶとか?」 アズサ「貴方まともな頭がないんですね。残念です」 ※ イノリ「うーん、クロエってやっぱりいい子だよね〜」 ユキ「(絶対お父さんに向けていってるわ……)」 ヒフミコ「まあ、うふふ。かわいらしいですわ(いい人だなと思っている)」 アキギリ「あんたそういう才能あるわよ。誇っていいんじゃない?」 ソウ「いえないんですね。シュウイチさんが善人ということが証明されましたね!」 ソアラ「それじゃあ悪口にならないよー。シオンくんには無理だよね」 アオイ「言い慣れてるなあ〜。前のアズサくんみたい」 ※ ロク「そういう才能ってなんだよ」 アキギリ「いや、あまりにもすらすら口にするものだから」 ロク「うるさいな!」 ※ アズサ「今は言う気が失せますけどね」 アオイ「優しくなったんだね」 アズサ「……曲解だ」 [前][目次][次][小説TOP][TOP] [しおりを挟む][感想フォーム][いいね!] |