彼/彼女がハロウィンの仮装をしてみた

ロロ:「よっ。ハロウィン楽しんでる? うわ、すげーもらってる。片やカゴいっぱいのお菓子、片やかぼちゃに扮して驚かす側……同じ双子だってのにえらい違いだぜ。くそ、羨ましい――あ。……へへへ。レイ〜? お化けに会ったら覚悟しなくちゃな? トリックオアトリート!」ジャックオランタン

ハジメ:「あ、レイさん。なあ、今日ってなにかイベントでもあるのか? 突然包帯を巻かれたんだけど……。……ハロ、ウィン? お化けに仮装してお菓子をもらう日……? そんな行事があるんだ……。……じゃあお菓子、もらおうかな。それとも同じミイラになる?」ミイラ男

コマコ:「レイ、トリックオアトリート。ハロウィンだからみんな仮装してるね。……わあ、お菓子……ふふっ、ありがとう。……この格好、気になる? ぼくの家系に伝わる神様で、なまはげっていうんだ。本当はいい神様なんだけど、見た目、怖いから……どうかなって。……"お化け"に……見える?」なまはげ

ミオ:「レイ、こんばんは。はいっ、かぼちゃプリン! ふふっ、お菓子あげたから悪戯はなしね。……これ? 人狼の仮装。今日はハロウィンだからね、はめを外してみようと思って。……ところで、レイ? 今のあたし、なにに見える? 今頃気づいても遅い! トリックオアトリート〜!」人狼

オウシロウ:「あ! トリックオアトリート、お菓子くれなきゃ悪戯するぞ〜! ……あははっ、お菓子ないんだ! んじゃ悪戯し放題だね〜っ。いつも悪戯してるだろって? そりゃまーね。でも今日のは特別仕様。ジャグリングの道具にしようか、ライオンの檻にでも入れようか……ね、なにされたい?」ピエロ

イスズ:「レイねえ、トリックオアトリート〜! ボクのか〜わいい仮装に釘付けになれ〜っ! むふふっ、もっと褒めてくれていいよっ。こ〜んなもこもこに包まれたボク、一年に一回しか見れないんだから! ……そんなボクをひとりじめしてもいいよ? 夢魔だもん、今日は一緒に寝たいなあ……」夢魔

ロクロウ:「レイちゃん、やっほ〜。うわ〜、かわいい格好! おにーさんとお揃いだ。……あ、そうだ。トリックオアトリート。あま〜いお菓子、ちょうだい? ……ありゃ、持ってないの? 残念……。んふ、じゃあ悪戯されるしかないねえ。……今、わる〜い悪魔が囁いてる……我慢できるか怪しいかも」悪魔

ナナミ:「そういうのは、飯酒盃さんかロクロウにいってほしい。僕は菓子類を持っていない。……なら悪戯? ああ、確かそういう日だったな……。……今の僕は吸血鬼、眷属になってもいいなら血でも吸ってみる? なにかの間違いでも起きて、仲間になってしまえばいい。……ほら、早く」吸血鬼

ロタ:「レイさん、トリックオアトリートです! お菓子……なさそうですね、悪戯しちゃいますよ〜! へへっ、今すっげー人肉に飢えてんだ。レイさんの全部、おいしそう……。首に噛みついたら……ははっ……。……なーんて、嘘ですけどね! オレの演技どうでした? ゾンビっぽい雰囲気、出てましたか?」ゾンビ

ノボル:「かぷっ。……しょっぱい。あ、ごめん、レイねえちゃん。おれね、今ゾンビなの。だから役になりきろうと思って、手、噛んでみたんだけど……。ゾンビからしたら人間っておいしいのかなあ? ちょっと変な味だった。食べられたとしても、苦手かも……」ゾンビ

ガク:「トリックオアトリート。ふふ、後ろから話しかけられるなんて思いませんよね。驚かせてしまい申し訳ございません。……自分でいうのもなんですが、俺は偉大なる魔法使い――今から貴方に一つ、魔法をかけましょう。せー……のっ! ぎゅー。……え、えっと。"温かくなる魔法"、なんて……」魔法使い

カイガ:「――ばあっ! うふふっ、びっくりさせちゃいました? ハロウィンですからね、ワタシもお化けに変身です。といっても、白い布をかぶっただけですが。一応それっぽく、目を描いてはみたんですけどね……あまり目立たないですねえ。でもこれも仮装ですから……トリックオアトリート! ……お菓子か悪戯、おねだりしてもいいですよね?」ゴースト

ジュウザ:「ねえ、今日はレイが悪戯される日でしょう。他の人たちに悪戯される前に悪戯させて。……そういう日じゃない? なら、お菓子持ってるの? 持ってないよね。それじゃあ、やっぱり悪戯されるしかないじゃない。きみのこと触っていいのは僕だけ。……これ、医者の格好……触診しようか?」闇医者

レジー:「わ〜っ、レイ、とってもかわいいっ! レジーもかわいい? えへへ、ありがとっ! レジーね、"ハートノジョオウ"のカソウしたの。女王様ってエライんでしょ、たくさんメイレイしていいんだよね? ね、レイ、一緒にお菓子食べよっ。これはメイレイ! 女王様のいうことはゼッタイ! ……ダメ?」ハートの女王

ユヅキ:「わっ、ととっ……ひゃああ!? う、うう、羽が重い――あ、あっあっ、先輩!? ご、ごめんなさっ、ありがとうございまっ……! え、えっと……これ、天使……ハ、ハロウィンなので! みんなで仮装しようって話になって、それで……か、かわいい? あ、あは、せ、先輩が褒めてくれたっ、先輩が、先輩、すき、すき、だいすきっ……」天使

タイヨウ:「……なんでこんな人気のないとこにくるんだよ、みんなのところに戻ったら? オレは……一人になりたいだけ。お菓子なくなったから、悪戯されるだけだし。……あ。ちが、ばか、あっ――ずるい! くそ、トリートなんてないって……。……悪戯、すれば? 感覚のないゾンビだから――好きにして、いいよ」ゾンビ

カイ:「なんですか、じろじろ見て……そんなにこの耳が滑稽ですか? ……これは猫又です。おれの家系に伝わる妖怪――魔物の一種で。尻尾が二つになっているんですよ。……ちょっ、そこ敏感なんだから触っ……! ――苦労して作った衣装を台無しにする気ですか? "悪戯"するのはおれのほうだ、わからせてやりますよ……!!」猫又

アマリ:「レイちゃん、こんばんはー! さっそくだけどトリックオアトリートっ。……あは、お菓子がないなら悪戯されるしかないね? 貴方の体を観察させてよ、外から中までぜ〜んぶ……。見て、こーんな継ぎ接ぎばかりの不完全な体……醜いでしょ? 人間そっくりにするために、協力……してくれるよね? ……なーんて!」フランケンシュタインの怪物

ミサ:「がおーっ! ……は、はは。ごめん、ちょっと驚かせたくて……。ほら、今日ってハロウィンだろ? だから人狼の格好してるんだ。どっちかっていうと、俺、悪戯される側なんだけどさ。……お菓子持ってないみたいだけど、ここにきてよかったの? 俺だって魔法の呪文、いえるんだよ。……悪い狼がきみのこと、食べちゃうかも」人狼


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