■解説
0:02:幼少期の鐵(椿院御門)。晴馬が品矢派に殺されて数年後、椿院の血を存続させるための相手と婚姻を結んだはいいものの、椿院家の駒になっているような状況に耐えきれずに高所から飛び下りた鐵。死者となってもなお椿院にいいように扱われている鐵。おわることがゆるされない。
0:13:小春、桜汰、畢巳、莉々。生者や怪異となっても"生きること"を楽しんでいる人たち。
0:19:彼らを見て、羨ましい、(晴馬の"本当の死"が訪れたあと)小春さんたちのようにはなれないと思っている。どうしようもなく眩しいなあ。
0:24:本編軸(2018年)より一年前、(巫女椿の先祖返り=小春の監視目的などで)引っ越してきた鐵と挨拶しにきた小春。巫女椿は鐵の実の母親。母の先祖返りだということは知っていたけど、あまりにもそっくりすぎた。「お隣さんですか? はじめまして、三留小春です。これ、よかったら」「……。ええ、本日引っ越しまして。こちらこそよろしくお願いします」
0:30:お団子をプレゼントする鐵と喜んでいる小春。隣人同士のコミュニケーション。「うわ〜、高そうなお団子……え、いいんですか!?」「ボク一人では持て余しますので。桜汰さんと一緒にどうぞ」
0:36:桜汰と一緒に怪異のお見送りをしている小春と、そんな二人を眺めている鐵。「あの怪異、魂壊れてる! 桜汰くん、いこう!」「なにもかも違うのに、なにもかもがそっくりだ」
0:41:月日が経ち、椿院御門が現人神であるイセに協力している=小春たちの敵だということがわかり、空亡が復活してしまったあと。御門=鐵だと本人から聞かされ、最終決戦に臨む小春。「どうしても戦わなくちゃいけないんですか」
0:44:普段かけている変化の霊術を解き、茨木童子としての姿を見せている鐵。「鬼はすべからく退治されるものでしょう?」すべからくには本来の意味も誤用の意味も詰めています。古来より、鬼は当然(全て)退治されるものでしょう。鬼退治されたがっている(小春たちに止めてほしがっている)鐵。

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