■解説
0:09:麻樹の独白。くだらなくともかけがえのない憧れだった。道具扱いする主人も他人扱いしてくる周りもなんにもわかっちゃいない。俺だって京京なのに! 足掻く土俵も最初からないから好き勝手してやるよ、ざまあみろ!
0:11:麻樹はインキュバスの怪異。
0:12:スマホを見ている小春に、後ろから話しかける麻樹。若干奇襲というか、驚かせる目的があった。思惑どおり驚く小春。
0:13:京京と佐藤丞。教師仲間の二人に絡む中、京との関係性や今の自分の立場を考えて複雑な気持ちになる麻樹。
0:19:本編軸(2018年)より50年前、旧御空町にて行われた花送りの祭り、その裏の儀式やかつての境遇を思い出している麻樹。儀式が失敗し空亡が復活、幼馴染の伊波優(生前の伊鞠)が空亡に攻撃される様子と、周りからの期待を受け心中焦っている麻樹。
0:23:過去のことをカフェでのんびりしながら思い出している。
0:27:麻樹と鶫平臣。柊によって作られた生命体である二人。二人は小春を殺害するよう命令されている。
0:28:薙刀で攻撃する麻樹と、それを避ける小春。
0:29:攻撃されたことに怒り、反撃をしかける小春。だが、難なく避けられてしまう。互いに顔を合わし、含みのある視線を向ける。
0:34:柊によって作られた直後の麻樹と、そんな彼に状況説明をする柊。「きみは僕によって作られた道具さ。インキュバスは体液を摂取すると能力のコピーができる。上手く使って三留小春をどうにかしてね!」柊の言い分に信じられないといった顔をしている麻樹。
0:36:京あんじゅ。他人を信じられないひねくれ者である麻樹が執着や親愛を向けている相手。彼女の存在や小春たちが眩しくてたまらない。
0:38:"京京"としての記憶を持っていて、だからこそ自分が"椿院麻樹"であり"京京"だと認識しているにも関わらず、周りは自分を京本人とは思ってくれない。どうしようもできない環境に嫌気が差し、怪異相手に憂さ晴らしをしている麻樹。

 京京の生前の名前が椿院麻樹。"椿院麻樹の儀式の最中にて亡くなる直前までの記憶を持った、京京のコピー体"を柊は生み出した。そのコピー体も椿院麻樹を名乗っている。自己認識としては京もコピー体の麻樹も、自らが椿院麻樹だと思っている。
 京は怪異となったあとの50年間の記憶も持っているが、一部の記憶しか持っていない麻樹はもちろん50年間のことは経験していない。伊呂波として過ごした記憶等は持っていない。小春を引きとり育てたのも京なので、小春は麻樹のことを京とは思えない。
 麻樹は自らがコピー体であることを理解しているが、中途半端にオリジナルと同じ記憶があるためにいろいろと複雑な気持ちを抱いている。

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