■解説
0:02:本編軸(2018年)より一年前、三留家の隣に引っ越してきた鐵と会話をしている小春。「……! 隣人さんでしょうか。ご挨拶ありがとうございます」「ボクは綾儺鐵と申します、よろしくお願いいたしますね。……名前をお聞きしても?」「小春さん……。いえ、なんでも」小春は鐵の母親である椿と見た目が瓜二つなので、その外見に驚いている。椿の先祖返り兼自分の血筋の子孫である小春と出会えたこと、小春の名前を知れたことを噛みしめている。
0:09:茨木童子としての姿になった鐵。「きっと貴方に止めてほしいのです」小春が鐵(とイセ)の願いを止めることを願っている。
0:11:本編軸、晴馬編(六月頃)。病室内で二人きりになって話す鐵と晴馬。「最近どうだって、急になんだよ」「あー、莉々とキバコのこと?」「フツーだよ。明日遊びにくるってさ。トランプやろーぜって」「ああ、なるほど。御門も一緒に混ざりたいんだろ」「二人揃ったら双子パワーで一網打尽だよな〜! ひひっ」「今の毎日楽しいしさ、ずっと続いたらいいのにな」
0:21:魂が壊され、暴走状態になり霊術が解けた晴馬(鐵と同じく鬼化+暴走の影響で片目から植物が出ている)。「いっしょにしんで(隠されている)」「なんでそんな驚いてんの。おもしれー顔!」本音を隠して平気なふりをしている。
0:22:小春と話す鐵。日常風景。「あ、小春さん。おはようございます。学校ですか?」「ボクですか? ちょっと花月橋のほうに。そうです、今日は休講で」
0:39:羽豆小市(鐵が化けている姿)。鐵や小市として過ごした日々は大切なもので、嘘ではなかった。
0:40:「こんな毎日も悪くないなって思いはじめたんです」「でも、もういいか」千年前、家族の命を奪われどことなく失望しながら過ごしていたが、小春たちと出会ってこの現状も悪くないかもしれないと思いはじめていた(晴馬とは死者になったとはいえ話せることもある)。が、晴馬を本当の意味で失ったことにより完全に希望を失ってしまった。
0:42:綾儺鐵としての小春たちとの交流と、椿院御門としての裏で行っていること。小春や桜汰と話している、イセをなだめる、(黒衣の仕事のため)調と電話をしている、イセが"遊んだ"あとの後始末、京に料理を持ってきた、畢巳と莉々、晴馬の写真を見て複雑な感情を抱いている、ミキと小市、小菊に絡まれている、エルエルと心と一緒におやつを食べようとしている(心とは大学生仲間)、妙にかき氷を奢ってもらった、千年前の晴馬が殺される様子、得意気な伊鞠、伊鞠に呆れている瑠璃、累、小春と小市、イセ。日常に居続けるのに疲れてしまった。
0:56:晴馬を失ったあと、小春との会話。「……心配してくださっているのですか?」「晴馬とはずっと一緒にいたんです」「ずっと一緒にいるものだと信じていた」「……の、になあ……」「すみません……まだ本調子じゃないようで」「いいえ、小春さんが心配してくださったことはとても嬉しいのですよ」「……本当に……」
1:07:上記のシーンとは違う時間軸にて(晴馬を失ったあと)。「救われている、といったら驚きますか?」「貴方に出会えたのは奇跡だって、そう思うんです」
1:17:椿院御門であることを告白しようとする鐵。「それでももう、終わりにしましょう」どんなに希望があろうとも、もう終わりにしてしまおう。それで構わない。これ以上悲しい思いを抱きたくない。

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