■解説
0:01:学校でいじめられている少女(モブ)。限界を迎えている少女に小菊が接触する。「なにかお困りごとで?」
0:09:小菊の猿夢としての活動を咎める小春。「人を殺すことに罪悪感を抱かないんですか?」
0:16:そんな小春に対しておかしそうに笑う小菊。「なーに言ってんですかい。人間やめていくら経ったと思ってるんで?」
0:24:少女を引き留めようとする小春と手をこまねく小菊。
0:30:二人を猿夢の異界へ連れていこうとする小菊。「ともかく出発進行でさァ〜」「ああ〜!?」
0:32:アナウンスをする小菊、どうしようか悩んでいる小春、早くどうにかしてほしい少女。「次はー、活け造り、活け造りです(はーと)」「……」
0:35:少女がいじめられているときの記憶。
0:38:異界へ連れていくために二人を眠らせる小菊。
0:43:少女に向かって甘言を囁く小菊。
0:46:異界から戻り、目が覚めた小春。
0:50:小春の努力は虚しく、少女は命を絶ってしまった(生者として生きることをやめてしまった)。"ご乗車ありがとうございました"。

■メモ
日永小菊(ひえい こぎく)
葬儀屋を名乗る猿夢の怪異。性別は見た目だけで判別できない。葬儀屋とはいっているが、実際は怪異用の"器"を手配する闇商人のような存在。
神酒と小市が住む家に入り浸り、神酒がいないときは小市の面倒を見ている。面白いこと/人間が好き。

・キャラデザイメージ:ピチピチ全身タイツ/カートゥーン的な大きな手袋と靴/チベスナ三白眼(瞼が重たげ)/ゴーグル/(神酒の)生意気な孫イメージ/隈がある/落語家口調
・名前:ピンクの菊の花言葉:甘い夢/菊は葬儀に使われる/小菊にとって、小菊本人はちっぽけな存在="小菊"という名前/名字は活け造り、抉りだし、挽肉のアナグラム/猿夢の時間が"永く"続くように
・生かすのも殺すのもできる、なんにも思わない、葬儀屋の活動に必要なら猿夢に招待して死人を増やそう、そういう怪異らしいヤツ。花代が医者キャラ(※見習い)だけど離脱するときがあるから、そのときに頼る感じ
・必要なら悪いこともするけど、基本的に人間が好きで現世観察を続けていたい。似たような自由人だけど人間好きのアンリとの違いは"明確に殺害をするかどうか"。人間に好意的なので裏切らないし、柊たちのしていることとかには否定的

「ハアーイ、小菊さんですよぉ。アナタのやりたいこと叶えたいこと、ぜーんぶあたしが現実にします!」「あたしゃそういうのは好かんですのけどねぇ……ま、いーですよ。そのかわりいつもの五割増しでヨロシク」「あー! だ、誰ですか、あたしの部屋を掃除したのは! ……酒呑の頭、アンタですね!?」「ええ〜!? あたしゃ器作りの専門であって、医者じゃあないんですがねぇ……そこの怯えてる先祖返り様がサービスしてくれたら考えるかもしれませんがねぇ」

「自らを軽んじるお主が悪いじゃろうて」「あたしは仕事が大好きなんですよ――ああっ、話してくだせぇよぉ頭ぁ〜! あたしゃ泣き喚くことには定評がありますよぉ、いいんですかぁ!?」「なに、お主ぐらいの若造は泣くのが趣味じゃろ」「そこまでガキじゃないです〜!」

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