■前提
・綾儺鐵=椿院御門=羽豆小市。
・小春は巫女椿の先祖返りで椿にそっくり。小春と鐵は隣人同士。
・椿院家内では椿院と品矢派(千年前当時偉かった血筋の者たち)のちょっとした争いが起きている。品矢派は千年前と同じように椿原を牛耳りたい。だから現在の椿院家当主である御門が邪魔(傀儡にしたい)。
・鐵と晴馬は双子。晴馬は確定退場枠。晴馬の友達が莉々とキバコで、晴馬の死を悲しんだ莉々が立夏に畢巳を作ってもらった。

■解説
0:00:千年前の鐵の独白。晴馬を品矢派の人間に殺されたときのこと。

よく覚えている
脳を穿つ悪臭と汚れたからだ
ボクを見つけたときの酷い顔
「禍津の子が人になる前にお返ししただけだ!」
だからなにも悪くないと?
この行為には正当性があると?
――シャットダウン
あのときから千年ずっと願い続けてきた
鈍い終わりがくれば或いは、
(ボクが自分の手で終わらせよう)

0:12:椿院御門として品矢派の者たちの話を聞いている鐵。自分に悪意を向ける(利用しようとしている)人間たちと仲良くしなければならないなんて。
0:17:いつまで椿院御門であり続ければいいのだろう/人在らざる者になるまでずっと、
0:18:千年前、椿(右側の女性)と白(左側の男性)。その身をもって空亡を封印した二人。御門と晴馬の両親。全ての起点となった日を思い出している鐵。
0:23:小春。巫女椿の先祖返りにして、鐵と遠縁関係にある少女。あどけない笑顔が(母に)そっくりだった。
0:25:畢巳と莉々。晴馬のクローンと友達。二人には申し訳ないと思っている。
0:27:幼い頃の(品矢派に殺される前の)晴馬→本編軸の晴馬→晴馬編にて魂を壊され、暴走してしまった晴馬。魂を壊され変化の霊術を保てなくなり、本来の鬼に近い+暴走の影響により体から植物が生えた容姿になっている。
0:30:どうして?(こんなことになってしまった、品矢派に悪意を向けられなければならないのか、晴馬だけがいなくなってしまったのか。仕方がないで片づけられない!)
0:31:鐵に悪意を向ける品矢派の人間。
0:34:そんな品矢派や世界のありさまに呆れる鐵。赤の他人にとやかくいわれたくない。理解しようともしないくせに。
0:35:失望が肺に注がれていく
0:36:品矢派の者たちが談笑している様子を遠くから見ている鐵とイセ。
0:39:ムカつくし鐵のためにもなるし適当に攫って"遊び"ましょう! とルンルン気分で間に入っていくイセと、それを咎めたくもイセさまなら強引にでも"遊ばれる"のだろうな……と引いている鐵。
0:41:平等な慈悲はもう、(必要ないのかもしれない)
0:42:イセの手により"遊ばされた"品矢派の血をかぶった鐵。
0:45:鐵の服の袖を掴む品矢派。どうにかして失墜or傀儡にしたい存在に縋ってでも助けられようとしている。
0:47:その手を振りほどく鐵。もうこの人たちにつきあってられない!
0:48:祈る鐵→ポーズはそのままに本来(鬼)の姿に戻った鐵(ラスボス戦時の姿)。家族を失った茨木童子の話。

酒呑童子である神酒がかわいがっているのが小市。その小市の正体が鐵(御門)。
酒呑童子の部下的存在=茨木童子。
(実は鐵の片腕には大きな傷がある!)

怪異は亡くなったときの姿でしかいられない。
本編軸の晴馬の姿(成長した姿)は鐵の姿を模倣したもの。なので、鐵と同じく片腕に傷がある。
その晴馬のコピー体が畢巳なので、畢巳にも傷があったりする。

■以下、イメージメモ
なにに対して自問自答している
ゲーム化/嫌なことあっても生きなきゃな〜かったり〜
いびってくるのやだな……晴馬がいるから大丈夫だけど……
でも晴馬は死んだ!!
失望/千年生きたしもうゴールしてもいいよね
ムカつくし心中してやろ……でも間違ってるよね、誰か止めてほしいな……だいぶムカついてるからどうしようもないけど
人在らざるもの=怪異ではない/"本当の死"が訪れるまで飼い慣らされるんだろうな

■どう思ってる?
・椿院はクソ
・(小春たちに対して)止めてほしい
・(ひつりりに対して)そう思うことは当然のこと/ごめんね
・(晴馬に対して)死ぬなら一緒だとばかり思ってたのに……

最後の歌詞が鐵が小春に思っていることのよう+ぐわっとかっこいい曲に好きだ〜!! となってしまい、気づけば作っていました(フルで作ってはいないのですが……!)。
動画という媒体でちゃんと鐵のラスボス姿を出したかったものでもあります。フルカラーで描けてよかった……!

鬼化している人たちは髪の色が白くなる+毛先が染まり、目が金色になり、角が生え、力も増します。瑠璃、七海音、神酒がそうです。が、鐵と晴馬もそう。どうしてだろう?
それは、元々双子の父親である白が鬼と狐の半怪異だから。怪異と怪異の間に生まれた怪異なんです(白の両親が人間と怪異?)。
白の血を継いだ御門の血筋が椿院家で、椿院の分家の一つが瑠璃家。瑠璃家は白の鬼の血を色濃く受け継いだわけですね。
狐のほうを受け継いだのが没落した天川家、律と紺の二人だったりします。
余談ですが、白の容姿(鬼化した姿)だけ受け継いだっぽいのが花更家です。桜汰もイセも生前は白髪金目。

鐵の鬼化フォームの髪色(毛先の色)は定まっていません。
五蓋という煩悩の総称があるらしいのですが、鬼化した姿の毛先の色はそれから連想する色で決めています。
今はまだ決めていなく、鬼といえば赤鬼のイメージが強かったので仮デザとして赤色に設定しました。

■時系列メモ
椿と白が出会う→つばしろコンビの間に御門と晴馬が生まれる→双子五歳ごろ?、白が空亡を封印するための人柱に立候補する。しかし失敗。空亡にとりこまれ暴走寸前だった白と一緒に、その身を持って空亡ごと封印する→二人の功績が讃えられ、御門と晴馬が持ち上げられる。が、それは畏怖も含まれるものだった→そもそも双子って意味わからないし、もしかして片方が空亡の祝福かなんか受けてるんじゃない?と考えた品矢派が、七歳の誕生日前日に晴馬を殺してしまう(七つのうちは神の子)。それを目撃した御門→成長した御門、椿院の血筋を残すために強制お見合い結婚的なことをさせられる。お見合い相手との子が現在までの椿院家を遺していく→御門、十九のときに耐え切れず死んでしまう→怪異となった御門は椿院家に見つかり、現人神として保護される(が、ほぼ秘匿された存在として過ごすことに)→本編より50年前、イセが現人神の部屋に侵入する。鐵とイセの邂逅→50年前の儀式により、旧御空町が壊滅。御門はそれをきっかけに表に浮上し、椿院家当主として活動することに。一方、イセが現人神として保護されることに→本編軸より一年前、御門が巫女椿の先祖返りを監視するために小春の隣の家に引っ越す(小春には知らされていないが、そもそも家の権利を椿院が持っている。実質別荘)。そのときに綾儺鐵と名乗る→本編開始。椿院家の黒衣or羽豆小市として小春たちと接してきたが、六月頃に晴馬が莉々を守って消滅してしまう→元々諦め気味だったが、完全に失望。イセの空亡復活を手伝うことに→空亡の封印強化のためのアイテムを探す小春たちを小市として監視する鐵(監視しなくても鐵=御門で、小春たちは椿院家にアイテムを預けるため完全に詰んでいる)→2019年冬、空亡復活を決行することにした鐵とイセ→最終決戦

綾儺鐵という名前、名前には特に意味がなかったはずですが、名字にはちゃんと意味をこめています。
綾:模様/いろどり。鬼(悪いもの)の退治に模様が使われる+鐵は美人設定なので
儺:追儺。鬼やらい。節分。

■その他諸々(設定メモより抜粋/あとで消すかも)

「貴方にどうしてそのようなことがわかるのですか」
「ボクもまた、人間なのです」
「きれいなままでいたかった」
「帰った方がいいですよ。雨が降ります。もうすぐ梅雨ですから」
「自己紹介をしましょうか。椿院家当主、椿院御門と申します。改めてよろしくお願いいたしますね、――小春さま」
「どうせ無駄なら、無に帰すのなら、すべて同じこと。早くも遅くも、残るものがないのなら」

鐵が食べる食事に毒を入れたリザードマンあたりの怪異を発見したイセ。包丁で刺し、蹲る怪異を発見した鐵が介抱しようとする。「新派の奴の手なんか借りるか! お前も片割れと同じく死んじまえばよかったのによ!」と呪詛を吐かれ、怪異から離れる鐵。「……そうですか」そんな鐵に驚く怪異。「どうして驚いているのですか? 手は借りないのでしょう。助けなければと思っていましたが……助ける義理はありませんでしたね」冷めた声色の鐵。怪異を哀れむイセ。「あーあ、地雷踏んじゃった!」*晴馬のことを馬鹿に(?)されたのでブチギレている
↑ここらへん品矢派に心底呆れている鐵のイメージに近い

『ああ、なんてことだ……』
『報告は受けていたが、確かにこれは禍津の怨魔様の器――』
『どうする? 底根に返してしまわれるか』
『ひとつ前の儀式では、禍津の怨魔様をお止めできなかった』
『アレは動物の子がいたから失敗したのだろう? この子は動物の子ではない』
『なにをいっている。この子は動物の子よりも脅威になりうる存在だ。だが確かに、他の不穏分子はない――』
『この子が現世に下りられるまで、判断をしないでおこう』
『やはりこの子は禍津の子だった!』
『七つになるのはもうすぐ。この世に下りられる前にお返ししなくては……!』
『…………夢……』
(莉々の姿が見える)
『晴馬ー! 今日も遊びにきたわ!』
『トランプしよ!』
『……うん!』

「私たちは鐵さんの大切な人になれませんか!?」
「……晴馬の代わりになるというのですか? 晴馬そのものになれやしないのに!」

「そうです、エゴです、勝手に止めてるんです! 世界を救いたいとか、そんな大層な目的抱いてない。……みんなと明日も学校に行って、ご飯食べて、遊びたいだけ!」
小春と鐵/ラスボス戦時

「あーあ、しんじゃった。"わたし"もあの子、気にいってたのにねえ。……そうだわ! ねえ鐵、あの子を作ってしまいましょうよ!」
「……どういうことですか」
「? そのままの意味よ。おんなじものを作っちゃえば、莉々って子も、"わたし"も嬉しいでしょ?」
「クローンとかレプリカとか人造人間とか、面白そうだし。成功すれば、戦力にもできるかもしれない。……面白くなさそうな顔ね。まあ、そりゃそうよね。自分の弟をおもちゃにするなんて、普通、許さないもの」
「理解していただいて嬉しいです。ですので、その」
「イヤ。これは命令」
「命令、ですか? ――イセさまは、他人の地雷を踏むのがお好きなんですね。ボクにだって怒りという感情ぐらいあります」
「貴方がそんな顔してくれたら、わたし、嬉しいわ。いつもにこにこ笑ってばかりなんだもの。従わなかったら、そうねえ、適当に誰かぶっ刺してしまいましょうか。弟が生き返るのよ。嬉しいでしょ」
「そっくりなものはそっくりなものでしかないですよ」
「記憶を偽造すればいいわ。そうしたら晴馬として動くでしょ」
「……それでも、もう……戻ってこない。死人を侮辱するのはおやめなさい。それはとても失礼な行為だ」
「わたしはそういう行為が大好きなの。知らないわけないでしょ」
「――晴馬はボクの弟だ。どこの誰にも……例えどんなに似ていても務まるものか!!」
鐵とイセ

■椿院当主
椿院御門(初代/鐵)→…→椿院壱熟(麻樹の父/本来は麻樹に継がせる予定だった)→麻樹の弟→…→椿院御門(本編軸/初代と同一人物/継ぐ予定の千冬が椿院ではなくなったため、現人神として扱われてきたが当主に仕立てあげた)

鐵の本名、御門と晴馬の由来
安倍晴明と土御門です 陰陽師

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