■前提条件
・津辻一冴=如月。伊呂波とは十年前に出会った。
・伊呂波=京京。一冴に仕えている(通称:仏の右腕)。

■解説
0:01:狐のお面/躑躅の花と桜の花弁。一冴は如月として活動するとき、白い着物と狐のお面を身につける。躑躅は一冴のイメージ(津辻)、桜は伊呂波のイメージ。
0:04:出会った当初から同じ気持ち(諦めてたり、後悔していたり)のままでいる伊呂波をどうにかして救いたい一冴。一冴の気持ちとは反面、"死人"として振る舞う伊呂波。
0:08:そんな伊呂波を説得する一冴。この一連の行為を出会ったときから繰り返している。彼を前向きな気持ちにさせたいのに、最近は彼の気持ちを肯定するような命令ばかりしている(=百鬼夜行を起こすための命令。その命令に従っていればなにも考えないで済む。死人みたいだね……ということ)

「なんで頑なに生きることを否定するの?」
「ただの死体に否定も肯定もできないでしょう」
「今、伊呂波は笑ったり怒ったりできてるじゃないか! それは生きてるってことじゃないの!?」
「全て生きている者の真似事です。貴方が命令されるから動くだけ」

0:12:伊呂波の人形が糸で吊るされている。一冴の命令で動くだけの存在(人形)、どん底まで落ちてしまわないように一冴ががんばっている(糸)。
0:18:伊呂波の"糸"を持つ一冴。彼の生命線を握っているのは……。人形やロボットみたいに、簡単に素材を放りこんで人格を変えてしまえたら。けれど、それは"今"と同じだ。「僕じゃ彼の力になれないのか」

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