■解説
0:00:収容違反したイミテーション等にやられてしまったナナシ、ルー。これ以上は進展できないと思ったモニカが包丁で自分の首を斬ろうとしている(そうすると次のループへ行ける)。
0:02:上記の様子をモニターかなにかで見ているコンゴウ。「××を助けたいか?」自身の発言を思い出している。シラサキに向かっていった言葉で、××=ウタ。
0:05:各ループの終わり、本人さえも気づいていない"願い"を持つシラサキ。このループを終わらせて、"次"へ行こう。このままループを終わらせないで。(まだここにいたい、だからおねがい)ここ=ループしている状況、"夢"の中。
0:08:ウタが車に轢かれる様子と、それを目撃して混乱するシラサキ〜シラサキに甘い言葉を囁くコンゴウ。"願い"をずっと口にしていて。文字化け=ずっとずっと夏の中!。叶えない夢は夢じゃない。

ウタはシラサキの実の兄です。目の前で事故に遭い、意識が戻らなくなってしまったウタ。
死んでいないけど、もしかしたら死んじゃうかもしれない。そうじゃなくても、ずっと意識が戻らなければ死んだのと同じだ。そんなの嫌だ!
そう思ったシラサキにコンゴウが語りかけます。「昔の生活に戻りたくないか?」
シラサキがいないとループの状況を作りだせなかった。コンゴウはループを発生させたかった。だからシラサキを利用した。目的は合致している。ならば。

ループ=コンゴウとシラサキが望んだまやかしの世界。夢です。シラサキが望むから、ループを終わらせない(夢から目覚めさせない)存在(=エデン)が出てくるし、シラサキが"本当は夢から覚めて前を向かなければいけない"と思っているから、シラサキを罰する存在(=イミテーション)が出てくる。

でも作中のシラサキは記憶喪失で、自身が元凶ということは忘れている。例えエデンをどうにかしてループから脱却しても"兄"のことだけは思い出せない(思い出したくない)。本人さえも気づいていない、というのはここからきています。
更にいうと、"ループから脱却した"その状況も実は脱却できていない!
8/31の次は8/32。夢から覚めるには"兄"のことを思い出さないといけない。でなければずっと夏の中。秋だけど夏(夢)の中。

0:12:永遠にループを終わらせないと考えているコンゴウ。
0:15:コンゴウの手をとるシラサキ。たとえまやかしでもこれがいいの。
0:22:これまでのループの被害者概念とコンゴウ。イミテーションが収容違反している様子等を見続けている。そうして何回も何回もシラサキの願いを引きだして、次のループへ移行し続けている。最初が上澄み、はじめだけが一番の幸せ。その一瞬を連続しよう。(でもコンゴウの目的はシラサキを幸せにすることではなくて、あくまでついで。コンゴウの目的は……?)
0:31:シラサキに寄り添うコンゴウ。目的を達成するためにも、シラサキには従順な理解者でいてもらわなければいけない。

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