マシマロぱっかーん 01.




僕の好きな物、甘いもの、可愛いもの。

特に苺とか、マシュマロとか!
本当はまだまだ沢山あるけど、忘れちゃった。

苺って字、可愛いよね。
漢字でも、平仮名でも、カタカナでも可愛い。だから好き。味も好き。



マシマロぱっかーん



学校に行く途中、とあるコンビニにて『いちごマシマロ』っていう苺味のマシュマロを発見したんだ。
これは僕の為に製造されたお菓子なんだ!ってビビビと直感で理解し、速攻お買い上げありがとうございました!



んで早速休み時間にパクっと一口。んー!甘くておいひーい!

幸せに顔を綻ばせながら頬杖をついていると、あいつはふらりとやって来た。

「ん」と当たり前のように右手を差し出して「それ、頂戴」のポーズ。いつものことだから良いんだけどね。

「はい」って小分けにされたそのマシュマロを渡して、僕もまた1個パクっと口に放り込む。



…………あ。
今、こいつの口の中と僕の口の中、おんなじ味だ。

そう思ったら何だか分かんないけど凄く恥ずかしくなってきて、一気に顔に熱が集まっていく。


「どした?」

そう聞かれても、赤面した理由なんて口が裂けても言えない。

言える訳ないじゃん?

普段甘いものそんなに食べないお前が、僕が食べてるって理由だけで『いちごマシマロ』なんて甘ったるいものも食べたりするんだー、とか。

二人共口の中苺味で、もし今チューとかしたら甘いんだろうな、とか。


考え過ぎて、なんか、頭ぱっかーんてした。



---fin---




マシュマロを出したかったのと、「ぱっかーん」という言葉の響きに惹かれて思うがままに執筆した作品です。短いですね。口の中がおんなじ味だなんてちょっと変態ぽくて良いかな、とか思ったり。


[back] [next]
-1/1-
[menu] [top]

「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -