下心はありません 03




えええ?!ま、ま、まさかそんな提案がくるなんて全然思いもしなかった!
っていうか、亮太は僕のその、その、アレなんて舐めれるんだろうか…。亮太の方こそ気持ち悪くないのかな…。

「や、あの…」
「ごめ!気持ちわりーよな?忘れてくれ、っつか記憶から抹消してくれ!」
「い、いやそうじゃなくて…亮太はその、平気なの?」
「全然!(むしろ舐めたいです)」
「え、えと、あの…亮太が、嫌じゃなければ…」
「…いいの?」

亮太は舐めるの平気なんて言うし、ちょっと舐めて欲しいとか思ってしまってる自分もいて…。なんかもう頭の中がパニクっちゃって、こんがらがりながらも、コクリと僕は頷いた。




「じゃあ舐めるぞ?気持ち悪かったらすぐ言ってな!」
「う、うん…亮太も気持ち悪くなったらすぐやめてね…?」
「おう(それは絶対ないけどな)」

凄い信じられない光景だけど、今僕の股の間には亮太の顔があって…。
上目遣いに見つめられながらそんな会話をしたあと、ゆっくり僕の中心に亮太の口が近付いてきた。

そして、亮太の息がふっとそこに掛かったかと思えば、次の瞬間には先っぽの方にぬるぬるした感触がした。あ、今舐められたんだ。思わず生唾を飲んでしまう位、すごくドキドキしてるのが分かる。

「んっ…」

それから少しの間、亮太は先端から根元までをゆっくり舐めて唾液で濡らしてくれた。
初めて体験する感触と気持ち良さに時折本気で声が出そうになるのを必死で堪えながら、僕はじっと亮太の頭を眺めていた。

「…っ」
「あっ…りょう…た」

亮太は決してヘンな意味ではなく僕の為を思ってこうして舐めてくれて…凄く有り難いなと思いつつ、初めて経験するフェ、フェラ…いや、これはそういう意味で舐めてもらってるんじゃないんだから、フェラ…とは違うのかな。でっ、でも、初めてのこんな快感に凄く体中が熱くなってる。気持ち悪いなんてとんでもない、気持ち良くてやばいかも…。

「…んん」
「あっ、亮…太」
「…っ」
「や…もう…亮っ太」

僕のそれはもうパンパンに張り詰めていて、亮太の唾液でなんかやらしく光ってて…銜え込まれ舌でチロチロと少し舐められただけで絶頂が近くなる位にやばかった。あうう…このまま舐められたら出ちゃいそ…。
意識を集中させて出しちゃわないように力んで目を閉じたあたりで、亮太はゆっくりとソレから口を離した。

「…っ、こんなもんかな」
「あ、ありがと…」
「気持ち悪かっただろ?」
「んーん全然…むしろ…その、あの、き、気持ち良かったかも…」
「そ、そうか…ならよかった(その顔やば…)」
「うん、ありがとね?」
「や!いやいやいや、じゃあ剥くからな…」

そう言って亮太はそっと、壊れ物でも扱うようにゆっくり大事そうに、僕のソコの皮が被ってる部分に手をかけたんだ。

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