質問その1


卓也「ゆう〜!ほら、今日は皆様から質問がきてるから、ちゃんと答えていこうなー?」

優「うんー!ところでにぃ、“皆様”って誰?」

卓也「(ま、また優はそんな鋭いとこを…でもそんな賢い優が大好きだ…!)優、何でもないんだ。難しいことはまだ考えなくていいんだよ、優。ほっ、ほら、優に質問がきてるぞ?」


『Q.弟festivalの優に、にぃの嫌な所、直してほしい所を聞きたい』


卓也「って…え……(お、俺の嫌な所…直してほしい所って…思い当たる節があり過ぎて怖い!優に何を言われてしまうんだろう…あー…緊張してきた…。でっ、でも優はなんだかんだ言って俺のことを好きでいてくれるし、なんといっても優しい子だから、そんなに悪いことなんて言わな…)」

優「にぃの嫌で直してほしいとこかぁ〜!んーとね〜!」

卓也「おふっ…(あ、あるんだ…!…そりゃそうだよな、無いわけがないし…ああああぁ何だ、愛しの優は俺の何に不満を持っているんだ…!な、何でも言ってくれ!お兄ちゃんすぐ直すからね!!!)

優「えっとね、えっとね、にぃは家の中で僕がにぃにくっついたりするとすぐに離れようとするし、すごく周りの目を気にしてるんだー」

卓也「優……」

優「僕だってにぃの気持ちは分かるつもりだけど、でもやっぱりさみしーなっ」

卓也「優…っ!!!(思わず抱き着く)」

優「んもう…にぃは甘えんぼさんなの?(よしよし)」

卓也「優、ごめんな。寂しい思いさせちゃったな。お兄ちゃん、これからは人目を憚らずに優と愛を育んでいくことにしよう!うん、そうしような?」

優「にぃのそういう僕に甘すぎるところも、直さなくちゃいけないよね?」

卓也「(優…本当よく分かってる…!)」

優「でもそんなにぃが大好きだよっ」



-----end--


[← 


[back][top]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -