『目でkataru』



「なぁなぁ、『囲う』って字の『囲ってる感』ってすごくね?」
「…………(どうでもいいだろそんなこと、という目)」
「ほらほら他にもさ、『本』の本って感じもすごいよなーアレ本って字縦に半分に折れんじゃんね。本当の本みてぇじゃね?日本語まじやばくねぇー!?」
「…………(まだこの話題続けんのかよいい加減面倒くせえな、という目)」
「なぁ知ってっか?俺さ、お前のこと好きなんだよね。だから付き合って欲しいんだけど」
「…………(何言ってんだコイツ、という目)」
「つかお前いい加減喋れよ!毎度毎度目だけで語ってんじゃねーよその奥二重の切れ長な目でそんな見つめられ続けて俺もう心臓ばっくばくだわ!」
「…………(や、まぁ俺もお前のこと嫌いではないから付き合うのも悪くないかな?という目)」
「え、まじで…?」
「何お前俺の心の中読めてんの?」



---fin---




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