『うちのミケ』



「うちのミケがさぁすごい可愛いんだよねんもう凄まじいほどにさあ」
「へー……どんな?」
「えなになに聞いちゃうの?えっとねーまず顔も可愛いし小柄で女の子みたいなところも可愛いよねあ勿論ミケは男の子なんだけれどもとりあえず俺が仕事から帰ってくると必ず玄関の前で待っててくれるんだよ!ね!健気!可愛い!すっごい嬉しそうにしてるからこっちまで終始顔がニヤけちゃうぞおいみたいな?あと二人っきりになるといつもチューとかペロペロとかしてきてさぁこんなの可愛くないわけがないじゃんまじでそれに俺を見つめるあの眼差し!もー今すぐ抱きしめてあわよくば襲いたくなっちゃうよね!」
「へー……お前にそんな趣味があったとは驚きだ」
「そんな趣味って?」
「獣姦」
「えっ?」
「えっ?」
「いやいやいやいやミケは獣じゃねーしばっかだなお前つかふざけんなまじで」
「だってミケだろ?」
「美袈だけど」
「え?」
「弟だけど」
「は?」



---fin---




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