『ぱんつ』



「なーなー。よく変な電話とかで『今日どんな色のパンツ穿いてんのー?ハァハァ』みたいなやつあるじゃん?あれもしお前に掛かってきたらどうする?」
「……や、まぁ普通に切るけども」
「あ、うん。そうだよね」
「うん」
「……。」
「……。」
「あ、ちなみに今何色のパンツ穿いてんの?」
「…え、黒、かなぁ」
「黒かぁ…!」
「…え、なに」
「えっ、ん、何となく聞いただけ。気にしないで。あ、じゃあさじゃあさ、もしだよ?もし、『ねぇねぇ今日はどんなパンツ穿いてんの?ボクサー?トランクス?ブリーフ?ハァハァ』みたいな電話掛かってきたらどうする?」
「……。」
「どうする?」

「まぁ、切るよね。そんな電話。というかそれ完全に男に向けてのヘンタイ電話じゃん。ありえないでしょ」
「まぁね、たしかにね。ありえないよね。ちなみにパンツ何派?」
「普通にボクサーだけど」
「ボクサーね、うんうん僕も。でもさ、一概にボクサーパンツといっても色々あるじゃん?ほら、生地だったり前の開きの有無だったりさ。そこら辺どう?」
「……その質問いる?」



---fin---




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