お兄ちゃんにプレゼント



私の愛しい弟。やんちゃで可愛い弟。
中学校に上がった彼はいつの間にか私の事を「お兄ちゃん」ではなく「兄貴」と呼ぶようになり、昔のように一緒にお風呂にも入ってくれなくなって、しょんぼりしょげていた私に、ひとさじの希望の光が見えたような、そんな出来事がありました。


■その他をお選びの方は名前を
兄の苦難のお兄ちゃんに
■何をあげますか?
怪我をして一人でお風呂に入れない弟君を、お風呂に入れてあげよう!



弟が部活で怪我をして、松葉杖生活を余儀なくされて約二日。包帯を巻いたりは無く、そこまで大事には至らなかった様で心底安心したのもつかの間、とんでもない神フラグが立ってしまいました。


「そんなんじゃ一人でお風呂なんて危ないわよ。あんた、お風呂入れてあげなさいよ」と、お母様からのグッッッジョブな提案。
私は二つ返事で頭を縦にコクコクと振ってみるも、「ちょ、ないわ」という弟の言葉に嗚呼、落胆。
しかしここは神フラグお母様!「あんた昨日もお風呂入れなかったんでしょ!お兄ちゃん明日は仕事で居ないんだから今日の内に入っちゃいなさい!」とガツンと一喝。

お母様には逆らえない我が兄弟は、仕方なくトボトボとそのまま風呂場へと直行する事となりました。
――内心、心臓が飛び立てしまいそうな位の気持ちの高揚を隠せない私を除いては、ですが。



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「兄貴…何で勃ってんの」

「わわっ…!そ、その、これは決して…」

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