03



今日から、世間では夏休みに入る。というか、優が夏休みに入った。(俺の中では全てが優中心に回っています。)


そして実は俺も明日から夏期休暇として一週間、休みを貰えたのだ。
何が嬉しいって?勿論、優と一緒に過ごす時間が増える事が嬉しい。




「にぃー!宿題、教えて?」


首を傾げながら俺に夏休みの課題を差し出してくる優。…可愛い。


「ん、いいぞー。何が分からないんだ?」

「んとね、んとね、算数の、これ!よく分かんない」


長方形の形の俺の机に二人並んで座り、夏休みの課題のドリルを開いて身を寄せ合う。


「これかー、これはな、まずここの分数をこうして…」


肩がくっつく程二人の距離が近い。チラ、と隣を見ると優は一生懸命俺に言われた事を理解しようとノートに数式を書いている。

Tシャツから少し覗き見える素肌、もう少しでちっ、乳首が見え…


「出来たっ!にぃ、合ってる?」


っと危ない危ない俺の下半身が良からぬ事を考えていたようだ。


「ん、正解!優、やれば出来るじゃないか〜!偉い偉い!」


そう言って優の頭をよしよし、と撫でてやる。


「えへへ。にぃが教えてくれるから出来んだよっ」


にこにこと顔を緩ませながら、なんと嬉しい事を言ってくれるんだ優!


「はは、それもあるかも知れないけど、優は元々頭が良いんだろうなぁ。自慢の弟だからな!」

「えー。僕も僕も、にぃは自慢のお兄ちゃんだよっ!」


嬉しすぎる…。
俺は、いつまで優にとって自慢の兄でいられるのだろうか。…今はそんな事は考えないようにしよう。

それよりも目の前にある、弟の半ズボンからチラチラっと見える生足から目が離せません。食べちゃいたい。

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