01



俺の大好きな実の弟、優(ゆう)。ハァハァ。

今日は俺の妄想…ゴホン。いや、妄想ではないはずなのだが、俺の遭遇した鼻血噴出ハァハァ過ぎる出来事をお教えしたいと思います。

あ、俺は佐久間卓也(さくま たくや)。弟の優が大好きで大好きで、普通「自分の子供は目に入れても痛くない程愛してる」というが俺は、「実の弟を(色んな意味で)食べちゃいたい程愛してる」のだ。


あれは4年程前…その時優は小学2年生だった訳だが、そんな俺の溺愛する優が、学校から半泣き状態で帰って来た。


「…ヒッ、うっ……にぃ、…にぃ。…っ」

「どどどどーした優!!!!どうしたんだ?!クラスのみんなにイジめられたのか?それとも転んじゃったか?帰り道変なオジサンがいたのか?よよよよしっ、これからはお兄ちゃんが毎日送り迎えしてあげよう!な?」


俺は半ば狂い気味で、まくし立てるように優に詰め寄った。
俺の心配メーターが針を振り切ったのだ。


「っ…ちが…」


優の目には大粒の涙が溜まる。あ、完全に俺暴走し過ぎたな、と思い、急いで優をぎゅっと抱きしめ、優しく優の背中を撫でながら


「あー…よしよし。ごめんな、優。どうした?何があったんだ?お兄ちゃんに言ってみな?」

「う゛っ……な…なんか…僕…」

「ん?」

「おちんちん…生えてこない…」

「…え?」


あれ、何か聞き間違えたかな?優の口からおちんちん…ち、ちんちん…?…あ…鼻血が…鼻血が…


「…なんか、…僕のおちんちん、ちっちゃ…くて」

「うん、うん?」


相槌を打ちながら、優しく聞いてやる。その間も、さっきから優がちんちんちんちん言うもんだから、俺のちんちんもお返事しちゃっているが、これは内緒だ。


「…だから…にぃ……僕のおちんちん…見て…くれる?」


そう言って優が自分のズボンを引っ張り、パンツの中を覗いて、とばかりに俺を上目遣いで見つめてくる。


【ツー…】


あ、出た。いや、精液でなく、鼻血が。タラーっと鼻から血がね。垂れてきてしまいました。

俺の溺愛してやまない優がね、もうそんなエロい仕草をね、あぁ、やばすぎる!
俺の歪んだフィルター越しに見るその優の姿はとんでもなく卑猥で…もう…言葉にならない。



そしてそのまま俺の鼻からは永遠に血が流れ出続け、優のおちんちんを確認する前に(そしてあわよくば確認後しっかり頂いちゃいたい)、俺は意識を失った。



これが夢だったのか、本当にあった話なのかは分からない。

あれから優はこの話をしてこないし、俺からもしていない(したら本当に食べたくなるので)。



あぁ、どちらにしたって、なんとも駄目な兄だ、俺は。





---fin---




あ と が き

拍手お礼として載せていたものです。
ちょっと昔の、優君がもっと幼くて可愛すぎるおはなし。


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→「弟Festival」まだまだつづきます★

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