04



ほんのり紅く染まった和哉の顔を見上げる。そんな顔をされると、俺まで…


「や、でも和哉のかーちゃん買い物だろ?すぐ帰ってくんじゃね?」

「んーん。うちの母さん買い物行くと2時間は帰って来ないんだ。…だから…」


そして、いきなりの深いキス。


「…っん…んんっ…!」


和哉の背中に腕を回し、それに応える。互いの口から漏れる吐息が、俺の興奮度を高めてやまない。


「…はぁ…っ…」

「…っ和哉…」

「しょ…う…好…き…っ…」


俺の両手を覆うように重ね、先程より激しく舌を絡めてくる。
俺の腹辺りに当たる和哉の下半身の膨らみが堪らなくエロくて、俺の下半身も既に臨戦状態だ。

そしてゆっくり和哉の手が俺のそこに伸びる。カチャカチャと覚束ない手つきで俺のベルトを外し、ズボンを脱がせていく。

俺もその最中、和哉の制服に手をかけてシャツのボタンを下から外す。はらりと和哉の薄い胸板が顕(あらわ)れ、思わず生唾を飲んだ。

まだもたもたと俺のズボンを脱がせようとしている和哉をこちらに寄せ、その薄い胸元に吸い付く。


「…あっ…翔…」


和哉の口から漏れるその声にどうしようもなく興奮する。そのままねっとりと、胸の突起物を舐めていく。段々硬くなるそこは、俺の唾液で厭らしく光っていた。


「…なぁ…和哉のココ、すげぇやらしい…」

「もうっ…言わないで…っ…あ…っ」


ひとしきり胸元を舐めた後、和哉の下半身に手を伸ばす。もうそこはパンパンに膨れ上がっており、形をなぞるように触る俺の動きに合わせて和哉が吐息を洩らす。


「あっ…ん…っ…や」


和哉が身を捩(よじ)り、腕で自分を支え続けられなくなったのか体重を俺にかけてくる。そのままゆっくり和哉は下に下がり、俺の脱ぎかけのズボンを全て脱がすと、下着越しに俺の反り返ったペニスをパクっと啣(くわ)える。


「…あっ…ちょ……っ」


今度は俺から声が洩れる。俺の足の間に埋まり、ペニスを啣える和哉の姿がエロくて…やばい。


「…ひょぅ(翔)…?」

「…あっ…そのまま喋んな…っ」


和哉が喋った事によって股間に生温さが広がる。なにこれ、気持ちい…
和哉が一旦そこから口を離し、ニコッと俺を見上げて微笑む。


「パンツも脱がしてい…?」


と聞くや否や、俺が返事をする前に下着を一気に下ろされた。ピョンと飛び出る俺のソレ。


「…おっきいね…」

「バッ……ぁ」


そのまま舌先で亀頭をペロッと舐められる。カリをねっとりと舐め回され、初めての快感に俺は声が抑えられない。


「…っあ…ぁ…っ…」

「ひもひぃ(気持ちい)…?」

「…っ…ん…んん…っ」


快感のあまり声にならず、俺はただ頷く事しか出来ない。和哉は嬉しそうに微笑むと、俺のペニスを口に含む。


「あぁっ…や…っ…」

「…っ…っ…ふ」


ふと和哉を見ると、和哉はもどかしそうに腰をベッドに擦り付けていた。


「かずや…っ俺も…舐め…る…」

「…らめ」


そう言うと和哉は俺のを啣えたまま、上下に頭を動かし先程よりも激しく舌で扱いていく。


「…あっ…待っ……ぁ…ちょ……出るっ…」

―ピュ、ピュ…

あぁ…思ってたより全然もたなかった…。間一髪で和哉を引き離し口内射精は免れたが、初めてのフェラでイった感想は…もう、やばい。その一言に尽きる。

和哉がティッシュを2、3枚取り出して、俺の股間周りとシーツについた精液を拭いていく。


「ごめ…和哉…」

「ん…?えへへ…」


和哉をぐいっと引き寄せ、強く抱きしめる。


「和哉…好きだ…」

「…僕も、だぁいすき」


耳元で囁くと、和哉も優しく応えてくれる。俺の背中に回された腕に力が篭(こも)って、それが和哉の想いの強さなんだと改めて嬉しくなる。


「…ね…………翔…」

「…ん…?」


突然耳元で囁かれ、身体がピクッと反応する。俺は耳が弱いらしい…。和哉は徐に身体を離し、俺の手を取って和哉の下着…股間の部分に誘(いざな)う。

(…あ…)

和哉が照れたようにふにゃっ、と笑う。和哉のソコは、下着越しに触れるだけで充分伝わる程湿っており、和哉も俺のを舐めながら興奮してくれて、…で、………出ちゃった事を物語っていた。


「…それ、脱がないの?」

「んぅ。脱ぐ。…翔」

「ん?」

「………あっち向いてて?」

「……は?」

「だって…恥ずかしい…」

「ちょ、俺なんか今既に全部を曝け出してんだけど?」

「翔は良いけど、僕は駄目」

「…その理屈はおかしいぞ?」

「んぅ〜…」

「ま、いいよ。今度は俺が和哉の舐めるし」

「…!だっ、駄目だからねっ!」


そんな和哉の言い分を無視し、和哉に背を向けて自分の下着を履き始める。すると後ろでごそごそと動く音がし始めた。和哉も下着を履き替えているのだろう。

べとべとになった和哉の下着の中身を見たい衝動を抑えながら、きっと今顔を紅く染めて恥ずかしそうに下着を替えているであろう和哉の事を想い俺は、自然と顔が緩んでいた。





---fin---




あ と が き

和哉の母への紹介シーンを出したかったんです。お母さんはなんとも寛大な人ですね。
あと、初フェラ!二人共我慢できないお年頃です。


ここまでお読み下さってありがとうございました!よろしければ、ぽちっと押して頂けると嬉しいです。

→「俺と親友と」まだまだつづきます★

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