01
弟FESTIVAL
「…や、…にぃ、どこ触ってんの…?」
「ん?ここをな、こう触ると気持ち良いだろう?」
そう言って俺は弟(小学6年生)の股間に手を伸ばし、ゆっくりとそこを扱く。
「っはぁ、う、お兄ちゃんっ…なんか変だよっ…」
…という夢を見た。
寝起きだからか、それともこんな夢のような夢を見たからか、俺の股間はいつにも増して勃起していた。
寝間着のスエットの中に手を入れ、下着越しに股間を撫でる。
「…っ」
そのままスエットと下着をずり下げ、自分のモノに手をあてる。
「…はっ」
ゆっくりと握り、亀頭を擦るように上下に扱いていく。
「…っはぁ…は…」
あとは無我夢中に、先程の夢の中の弟の股間…弟の表情…鮮明に思い出しながら扱いていた。
「…っ……うっ」
手際良く用意したティッシュに吐き出したソレを丸めてごみ箱へ投げ入れ、汗ばんだ体をすっきりさせる為、シャワーを浴びようとベッドから降りる。
「卓也ー!もう起きなさーい!」
母親のいつもの俺を呼ぶ声。
「起きてるよー!今からシャワー浴びっから!」
「あらー。今は優が入ってるわよー?」
ぶっと鼻血が出てしまうかと思った。
なんと俺の歳の離れた弟、俺が今新社会人で23歳、弟が今小学校6年生で12歳だから…11歳も差があるのか、その弟、優(ゆう)が今シャワーを浴びているという。
いや、家族なんだから珍しい事でもないんだけど。
知らない振りして浴室に潜り込んであわよくば「洗いっこしようか」なんつって優の頭から背中、腕、お腹、あらぬところまで隅々と洗ってやりたい。
そしたらきっと俺の股間はデンジャラスな事になっているだろうけど。
と、俺が廊下で一人悶々と考えているうちに、優が風呂場から出て来た。あぁ、出て来てしまった。
なんて失態だ、俺!…とか思ってる自分って気持ち悪いな、ふふっ、ってなんだ俺。
と心の中で一人コントを繰り広げいつの間にかにやにやしていたらしい。
「…? にぃ、何にやにやしてんの?」
優に突っ込まれてしまった。
この場合の突っ込まれるというのは、俺の穴に優のナニを突っ込まれたなどという意味ではなく、単に俺がにやにやして気持ち悪かったから、突っ込みを入れた、という意味である。…当たり前だが。
や、そもそも優に突っ込み、突っ込まれる、などという概念はまだ無い。
なんたってまだ小学校6年生だからな。…無い…よな?そんな概念。…ありませんように!
「や、何でもないよ。それよりもう風呂空いただろ?俺もシャワー浴びてくるわ」
「うん。行ってらっしゃい」
…あぁ、うちの弟はなんてキラキラした笑顔をするんだろう。
お兄ちゃん、やっぱりにやにやが止まりません。
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