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「優…大好きだよ。今、ティッシュで拭いてやるから待っててな?」
「僕も大好きっ!」
ティッシュで優の顔を綺麗に拭き、その後ウエットティッシュで更に綺麗に綺麗に拭いてあげた。
「もぉ〜にぃ、拭きすぎだよ〜」
「やややや!これでも足りない位だぞ優!なんなら顔洗ってくるか?」
「いらない!もう大丈夫〜ありがとっ」
ちゅ、と頬にキス。
胸のドキドキが止まらない。本当に好きな相手と居る時ってこんなに胸がいっぱいになるんだな…幸せだ。
「優…優は、ここ、平気なのか?」
優の下着を指でつつきながら聞く。
「ん〜、分かんない」
「ムラムラしてる?」
「分かんない〜にぃは?」
「俺はいつだって…っ…んっん…」
優にいきなり激しいキスをされ、俺はまた簡単に骨抜きにされる。
「っ…ん…」
「はぁ…っは、…にぃ、やっぱり僕、ムラムラ、してるみたい」
キスの嵐が終わり、優が自分の股間をぎゅっと押さえながら言う。
卑猥な画過ぎて困る。写真におさめたい。俺だってムラムラが止まらないよ、優。
「にぃ…にぃ…」
優がもどかしそうにモゾモゾしていたので、俺は手早く優の下着を脱がした。
優のちんちん…はぁはぁ…美味しそうだ…舐めたい…こんなに勃起させて、エロい…
俺はまじまじとそこを凝視する。
「にぃ…じっと見すぎ…」
「あっ、ごめ…」
「にぃ、もっとこっち来て?」
「ん?」
優のペニスと俺のペニスを重ね合わせる。下着越しよりも強い刺激と、視覚からの刺激とで、凄く興奮する。…気持ち良い。
「あっ…ぁ…気持ちぃ…」
「ゆ…ぅ…俺も…っ…」
「…っ…にぃ…にぃ…っ」
「ん…っ…ぁ…はぁ…っ…どした…?」
「なんか……で…ちゃ」
ピュゥっと、優のペニスから白濁色の液体が吐き出される。
鼻血出そう。こんなにやらしい行為をして、優が俺の目の前で…射精する姿が見れるなんて。
恥ずかしそうにしている優を、ぎゅっと抱きしめた。優もそれに応え、俺の背中に腕を回す。
「優…」
「にぃ。にぃにもついちゃった」
「良いんだよ、あとでまたお風呂一緒に入ろうな」
「ん…」
体を離して優を見ると、だんだん優の目がとろんとしてきて明らかに眠そうだった。
そりゃそうだよな。なんだかんだでもう23時過ぎだ。疲れちゃったな、優。
優を裸のまま横にならせ、「優はじっとしてな」と言い俺は優の身体と自分の身体を濡れタオルで綺麗に拭いてあげた。
パジャマも着せて、一通り拭き終わる頃には優はもうすやすやと眠っており、俺は優の隣に寄り添い、幸せいっぱい胸いっぱいで眠った。
…いや、俺の頭の中に邪な気持ちが溢れてあまり眠れていないんだけど、そんな事はどうでもいい。
俺の睡眠時間なんかよりもっと、もっと大切なものを手に入れてしまったからな。
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