08
楽しくて夢のようだったお風呂も無事に終わり、夜になりました。
夜といってもまだ22時過ぎ位で、俺にとってはまだまだこれからっていうか、まだ俺にはやり残した事があるっていうか…俺の下半身が疼いてたまりません。
毎晩かかさずそっちの処理はしてるけど、何と言っても今日は優と二人きりだ。
隣の部屋にいる優の所に、覗きに行っても良いかな?良いよね?両親共家に居ないなんてこんなチャンス滅多にないしな…
とか色々考えて悶々としている時だった。
―トントン
―ガチャ
俺の部屋のドアをノックする音。そしてゆっくり、ドアが開かれる。
「…にぃ」
優が、枕を持って俺の部屋に入ってきた。………なんという神フラグ!
「どうした、優?」
ベッドに座り優に隣に座るよう促しながら優しくそう問うが、優は黙ったまま俺の質問に答えようとしない。
「…一緒に、寝るか?」
途端に優の表情がぱあぁっと明るくなり、隣に座っている俺にぎゅっと抱き着いてきた。
「………しょうがないから、一緒に寝てあげる」
抱き着いたまま、こんな台詞を吐くんだから優は…。可愛過ぎるだろ。反則過ぎるだろ。お兄ちゃんは狂喜のあまり襲ってしまいそうです。
…いや、駄目だろ。
しっかりしろ、自分!
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