目を開けると、白い天井が目にうつった。私は眠っていたようだ・・。
私は体を起こして周りを見渡した。見渡すと見慣れた風景だった。そこで、ここは四番隊なんだと気付いた。
そういえば、私は何をしていたんだろう?
眠る前の事を思い出そうとすると、鮮明にあの時の事を思い出した。その瞬間私の体には寒気がした・・・。
恋次さんのケガ・・・。
その傷は千本桜のものだった。
なんで・・・?
なんで、恋次さんと朽木隊長が戦わなければならなかったのか?という疑問が私の脳内を駆け巡った。
そんな時、
「咲那ちゃん、目覚めた?」
そこにいたのは同期の四番隊の子だった。
「大丈夫。そういえば、恋次さんは?」
「それは、私にもわからないんだ。ごめんね・・。」
「ううん、ありがとうね」
そう言って彼女と別れると、私は考えた。
恋次さん、朽木隊長、ルキアさん、そしてルキアさんを助けに来た旅禍・・・。
旅禍と恋次さんに何かあったんだろか?
考えれば考えるほど疑問が増えていく。なので私は考える事をやめて、もう一度眠る事にした。
目を瞑ると、真っ暗の世界に吸い込まれる様に私は眠った。
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