―6月19日 23時30分―


ピンポーン… ピンポーン…


―あの現場から目を背けるように自宅へ帰ってきた正臣は何をすることもなく、ベッドで寝てしまっていたが、


部屋の中に響くインターホンの音に気づき相手を確かめることなくドアを開けると、そこにいたのは…


「名前…??」


彼女の名前だった―…




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