実況席










『さぁやってまいりましたドリームマッチ!頼まれていないのに勝手に実況をしているのは海老名隊オペレーターの武富桜子です!今回は解説に結城隊のヒワさんと、東隊隊長の東さんをお呼びしています』
『よろしくー』
『よろしく』

『今回はドリームマッチということでメンバーが各隊ごちゃまぜとなっていますね。模擬戦闘なので通常であれば実況などしませんが、今回のはほぼA級そして注目の人物が多いので是非実況をしたいと思い武富桜子頑張らせていただきました!』
『わー気合い入ってる』
『当然です!こんなに美味しい展開は見逃せません!』

『さぁまずはメンバー紹介からですね。国近先輩率いるチームは、スナイパーに当真先輩・佐鳥先輩、アタッカーに米屋先輩・緑川くんとなっている、スナイパー2アタッカー2の構成ですね』
『こう、なんだろう…バンドで言う音楽の方向性が違うみたいな印象を受ける』
『アハハ、うまいこと言うなヒワ。確かにヒワの言う通り、各々スキルは高くともサポートできる人間がいないかもしれませんね。今回の肝はそこをどうカバーしていけるかでしょう』
『なるほど。みなさんA級なので、スキルは高いですもんね。どんな作戦でいくのでしょうか』
『作戦、誰が考えてるんでしょうね?』
『作戦会議になっているのかあまり想像がつかない点が頭が痛いな…』
『ある意味応援したくなるチームということですね』

『そして続いてくぐい先輩率いるチームは、スナイパーにくぐい先輩、ガンナーに烏丸先輩、アタッカーに辻先輩、空閑くんとなっている、スナイパー1ガンナー1アタッカー2の構成です』
『バランスがいいな』
『そうですね、辻と烏丸はサポートさせてもうまいですし』
『嗚呼。辻と烏丸で空閑をサポートしても、辻と烏丸がお互いにサポートしあってもいいから、バランスよく考えてあるな』
『なるほど、では今回はサポートの二人の動きが大きく左右しそうですね』

『ちなみにお二人は勧誘されなかったのですか?』
『俺はくぐいには元々嫌われてるから選択肢にないだろうな』
『春秋さんが嫌いなんて珍しい子がいたもんだよね』
『ですよね!』
『そうか?』
『国近には誘われました?』
『嗚呼、まぁ。断ったけどな』
『えー、残念。春秋さんがいれば大分まともなチームになったと思うけど』
『ハハハ、どうだろうな』

『ヒワさんはいかがですか?』
『いや、俺は誘われないでしょ。次いつくるかも分かんないし』
『そうだな…お前が入っても、全員の音楽の方向性の違いのを諭さずただ楽しんで見守るんだろうな』
『確かに。ヒワさんなら何をしても笑って大丈夫大丈夫って言ってくれそうです』
『そう?』

『おっと、ここで準備が完了したようですね。それでは各チーム転送開始!』

『奇跡のドリームマッチ!勝者はどちらのチームになるのか…!!!!』






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