弟、訓練に参加する


※本誌ネタバレ、単行本未登場キャラ有






当「お、今日は結構参加者いるねぇ」
荒「よー、当真。来たのか」
当「ユズルに引っ張ってこられたんだよ」

当「くぐいは?」
荒「来るわけねーだろ」
当「あー…」

「あ、スナイパーが訓練してる……って弟くんも訓練じゃないの?」
「興味なーし」
「またそんなこと言ってー、鴇崎くんに怒られるよー?」
「言わなければバレないな」

荒「くぐい!」
穂「参加してかないか」

「やーだよ」

古「参加しないんですか?」
佐「えー!くぐい先輩やっていきましょうよ!」
奈「くぐいさんがいると他の人達が張り切るからやっかいだな…」

雨「つぐみさんとくぐいさん!」
夏「うわ、上位勢ぞろい」
雨「本当だね。すごい」

「あ、ほら雨取ちゃん達もいるし。先輩として格好いいところ見せたら?」
「興味ないー。たいちょーこそ訓練したら?」
「忙しいから無理」

荒「つぐみさん、こいつなんとかしてくださいよ」
「んー?」

荒「1位になったら飯おごってやるから」
「いらねー」
穂「むしろ食え、奢ってやるから」

「くぐい、この間のゲームの続き作ってあげるよ」
「え!」
「ただし、1位になったら、ね」

「やるやる!」

絵「ゲーム?」
「前にちょっとスナイパーゲームを作ってあげたらいたく気に入ったみたいでね」
奈「ああ…」

「たいちょーちゃんと見ててよね!」
「はいはい」




***




半「嘘だろ…」
別「まじか…」

「よっしゃ当真から点ゲット〜」
当「くっそ」
穂「見事にとられたな、点を」

雨「くぐいさんすごいです!」
「おー、おちびちゃんに言われると嬉しいねぇ」
夏「先輩まじパないっすね。どんだけ離れた位置から撃てるんスか」

荒「チビがちびって言ってるぜ」
「俺に撃たれた分際で黙れ」

佐「先輩、チートすぎますってぇ!」
古「失点なし…。すごいですね」
奈「普段からそれくらいできるならやってください」

「えー?なに聞こえないなぁ」

絵「すごい性格悪く見えますね」
「それこそ褒め言葉〜。まぁまぁ絵馬も頑張ってたんじゃない?」
絵「くぐい先輩もまじめにやればちゃんと出来るんですね」
「え、けなされてる?これ貶されてる?」

穂「唯一の200点越えか」
荒「おまけに上位は綺麗に全員とりやがって…ムカつく奴だな」

奈「毎回あれだけやれば上位に入れるのに」
半「先輩は順位には全く興味ないっスからね」

佐「せんぱ〜い、狙撃教えてくださいよぉ!」
「だが断る。俺は教えるのは得意じゃない。あとめんどくさい」
荒「最後がすべてだろ」
佐「酷!」

「たいちょー!見てた!?」
「見てた見てた」
「ゲーム!」
「はいはい、作ってあげるから。荒船くんたちとご飯行ってきたら?」
「行かない!たいちょーのメンテ手伝ったげるしー」
「マジで?そりゃどーも」

「てなわけでじゃーねー」

半「うわ、1位かっさらって去っていきますよ」
穂「総合順位もあがるだろうに、真面目にやれば」
荒「まぁ…あいつはあれくらい緩いほうが似合ってるだろうよ」





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